《小中高・大学のAI活用比較調査》 小中高・大学ともに教員の約9割が有用性を評価、一方で学習者利用・ガイドライン整備には違い
―公開済み2調査を横断分析、教育機関のAI活用の現在地を比較―

eラーニング専門ソリューション企業、株式会社デジタル・ナレッジ(本社:東京都台東区、代表取締役社長:はが弘明)が運営するeラーニング戦略研究所は、2026年に実施・公開した「小中高におけるAI活用実態調査」と「大学におけるAI活用実態調査」の結果を横断的に整理した「小中高・大学におけるAI活用比較調査報告書」を2026年9月に公開いたしました。

小中高・大学のAI活用比較調査 イメージ

本レポートは、新たに実施した調査ではなく、公開済みの2つの調査結果をもとに再編した比較レポートです。 小中高と大学におけるAI活用の共通点や特徴を把握できるよう、比較可能な項目を中心に、教員のAI活用、児童生徒・学生のAI利用、利用ルール・運用、課題・支援の観点から結果を横断的に整理しています。


調査結果:教員のAI利用頻度



調査結果:児童生徒・学生のAI利用状況



調査結果:AI利用に関するルール

調査結果① 教員のAI活用は小中高・大学ともに浸透。大学では「ほぼ毎日」の利用がより多い

教員自身のAI利用頻度を比較すると、「ほぼ毎日」または「週数回」利用している教員は、小中高で63.1%、大学で71.3%となりました。 特に「ほぼ毎日」と回答した割合は、小中高19.5%に対し大学31.3%で、大学の方が高い結果となっています。

授業準備での利用用途をみると、小中高・大学ともに「教材作成」が50.4%で最多となりました。 そのほか課題作成や解説・補足資料の作成など、学校段階を問わず、さまざまな授業準備でAIが活用されています。

また、AIを教育現場にとって「非常に有用」「ある程度有用」と回答した割合は、小中高88.7%、大学89.6%と、いずれも約9割に上りました。

調査結果② 児童生徒・学生にも広がるAI活用――利用状況・用途には違いがみられる

児童生徒・学生のAI利用状況では、大学で「学生が自主的に利用していることを把握している」と回答した教員が58.3%で最多となりました。 一方、小中高では「児童生徒は利用していない(またはほとんどない)」との回答が21.8%で、大学の0.9%との差がみられました。

AIを利用している児童生徒・学生の用途をみると、小中高では「調べ学習(情報収集・整理)」が76.3%で最も多く、大学では「レポート作成」が82.9%で最多となりました。学校段階によって、AIが使われる場面にも特徴がみられます。

AI利用に対する教員認識では、大学で「思考力の低下につながる懸念」(67.8%)、「依存が進む懸念」(64.3%)が小中高を上回りました。 一方、双方で「情報活用能力の向上につながる」「学習理解の促進につながる」といったAI利用の効果を評価する回答もみられました。

調査結果③ AI利用ガイドラインは大学の半数超が整備。小中高は「ルールなし」が4割超

AI利用に関するルールについて、「利用に関するガイドラインがある」と回答した割合は、小中高28.6%に対し大学52.2%となりました。 一方、「特にルールはない」は小中高45.1%、大学13.9%で、学校段階によって違いがみられます。

提出物におけるAI利用の扱いでも、大学では「申告・明記を必須としている」「任意で申告・明記を求めている」など、何らかの方針を定めている割合が小中高より高い結果となりました。

調査結果④ 小中高は「教員研修」、大学は「不正利用対策」――求める支援にも特徴

AI利用に関する懸念では、「誤った情報の生成」「思考力や学力の低下」「著作権」「個人情報」などが、小中高・大学の双方で挙げられました。 なかでも大学では「思考力や学力の低下」が70.4%と、小中高の45.1%を上回りました。 また、大学独自の選択肢である「レポート不正」は73.0%に上っています。

今後必要な支援については、小中高では「教員向け研修の充実」が63.2%で最多となった一方、大学では「盗用・不正利用の検知機能」が60.9%で最も高い結果となりました。 「安全に利用できる生成AI環境」や「活用事例・指導方法の共有」などは双方で求められており、共通する支援ニーズがある一方、学校段階によって重点にも特徴がみられます。

比較レポート概要・調査概要

比較レポートの目的 2026年に実施した「小中高におけるAI活用実態調査」と「大学におけるAI活用実態調査」の
結果をもとに、学校段階による共通点や特徴を整理し、教育機関におけるAI活用の現状を
俯瞰する。
調査方法 アンケート専門サイトを用いたWebアンケート調査
調査期間 小中高調査2026年4月20日~4月23日/大学調査2026年7月2日~7月8日
調査対象 小中高調査:小学校、中学校、高校の校長、副校長/教頭、主幹教諭、主任教員、
ICT担当教員、一般教員
大学調査:国公立大学、私立大学の教授、准教授、講師、助教、特任教授・客員教授
(いずれも常勤教員)
有効回答数 小中高調査 133名/大学調査 115名

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  2. 小中高における生成AI活用実態調査報告
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  6. デジタルバッジに関する調査報告 ほか多数

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デジタル・ナレッジの使命は、教育機関や研修部門にある「知識(ナレッジ)」をより効率的・効果的に流通させて受講者に届けること、そしてより良い知識社会の実現に貢献することです。
これが1995年創業のeラーニング専門ソリューションベンダーである私たちの責任と考えています。
私たちは教育機関・研修部門と同じ視点に立ちながら、ITを活用したより良い教育を実現いたします。

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本社:東京都台東区上野5-3-4 eラーニング・ラボ秋葉原
TEL :03-5846-2131(代表)、050-3628-9240(導入ご相談窓口)


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