2012年5月発行
eラーニング戦略研究所は、全国の小・中・高校生の保護者(母親)100名を対象に、PC・インターネットを利用した学習に関する意識調査を実施しました。
約3人に1人が家庭学習にITを利用。中学生では約半数に
家庭学習におけるPC・インターネットの利用状況を調査したところ、全体で36%が「利用している」と回答しました。年代別では中学生の利用率が最も高く、約2人に1人がITを活用した学習をすでに取り入れています。
小学生は通信教育や調べもの、高校生はWebテストや大学受験対策の検索など、学年に応じて自分なりの学習スタイルを構築し始めている実態が明らかとなりました。

年代別で異なる「IT学習を導入しない理由」の正体
一方で、IT学習を「利用していない」と答えた家庭では、年代によって全く異なる懸念を抱いていることが分かりました。それぞれの年代が抱える「壁」をどう解消するかが、今後のIT教育普及のカギを握っています。
- 【小学生】「辞書を引く力」を優先したい
利便性よりも、まずは自分の力で調べ・書くという学習の基礎を重視する傾向。 - 【中学生】塾や部活で「時間がない」
多忙な生活の中で、新しい学習法を取り入れる余裕がないという物理的な壁。 - 【高校生】「良い教材が見当たらない」
受験対策に直結するような、年代に合った手頃で質の高い教材へのニーズ。
保護者のホンネ:期待の一方で「思考力低下」を懸念
PC学習に対し「場所・時間を問わず学べる」というメリットを感じる一方、多くの保護者が「自分で調べる努力をしなくなるのではないか」「有害サイトへの接触」といった不安を抱えています。単に便利なツールを与えるだけでなく、保護者は「自ら考える力を伸ばすための学習手法」の確立を強く求めています。

本報告書でわかること(アンケート結果のポイント)
本報告書では、子供たちのデバイス利用実態から、家庭学習・塾選びにおけるIT活用のハードルまでを詳細に分析しています。
- 子供たちのPC・ネット利用用途の変化
小学生の「ゲーム」から、中高生の「動画共有サイト」「SNS」へ。年代別のネット接触実態 - 【詳細データ】学年別:具体的なIT学習の内容一覧
アプリ、Webテスト、講義動画など、学年ごとに何を使って勉強しているかの詳細リスト - 塾・予備校へのIT導入に対する評価
保護者が「有料でも利用したい」と考えるサービスの条件と、他校との差別化ポイント - 年代別の「教育ITへの課題感」集計
視力低下への懸念からコミュニケーション不足の危険性まで、保護者のリアルな悩み
※全ページの報告書では、小・中・高それぞれの詳細な回答理由グラフや、保護者による具体的な自由回答集を詳しくご覧いただけます。
アンケート調査概要
| 調査期間 | 2012年6月19日(火)~6月20日(水) |
|---|---|
| 調査方法 | Webアンケート方式 |
| 調査対象 | 全国の小・中・高校生の保護者(母親)計100名 |
| 子供の年代 | 小学3年生~6年生(34%)、中学生(33%)、高校生(33%) |
