2012年8月発行
eラーニング戦略研究所は、全国の小・中・高校、大学教員計100名を対象に、タブレット端末の授業利用に関する意識調査を実施しました(2010年調査に続く定点観測)。
授業利用はわずか11%。最大の壁は「費用」と「老朽化」
2012年当時、タブレット端末を授業で利用している教員は11%に留まりました。導入のネックとして89%が「費用」を挙げたほか、62%が「数年で古くなり継続利用が難しい」という維持管理面での懸念を示しています。
導入検討が可能な価格帯についても、9割以上の教員が「2万円未満」を希望しており、普及に向けたコストダウンが強く求められている現状が浮き彫りとなりました。

欲しいのは「理解度の可視化」、不要なのは「チャット」
タブレット端末に求める機能では、「生徒の理解度を可視化する機能」が80%、「Webサイト閲覧」が75%と高い支持を得ました。一方で「チャット機能」については、トラブルの懸念や「発言は声に出して行うべき」といった教育方針から、67%が「不要」と回答。
単なる便利さではなく、対面授業の効果を最大化し、一人ひとりへの指導に役立つ機能が厳選して求められていることが分かります。
本報告書でわかること(アンケート結果のポイント)
本報告書では、タブレット導入を模索する現場教員の本音と、具体的な活用イメージを詳しく分析しています。
- 導入検討の現実的なライン
「1万円未満」を希望する教員が6割超。予算と導入規模(クラス単位か学年単位か)の相関 - 教育現場にフィットする「+α」の機能
画面共有、ロック・制限機能、テスト配布など、教員が本当に使いやすいと感じるツール群 - 「使いこなせるか」という不安の正体
具体的な授業モデルの欠如や、教員のスキルアップ、環境整備に関する現場の課題意識 - 【参考データ】韓国におけるデジタル教科書導入の意識調査
全面導入に向けた期待と課題、先進事例に対する教員の評価
※全ページの報告書では、小学校・中高校・大学別の詳細な集計データや、自由回答による教員のリアルな課題集をご覧いただけます。
アンケート調査概要
| 調査期間 | 2012年7月18日(水)~7月20日(金) |
|---|---|
| 調査方法 | Webアンケート方式 |
| 調査対象 | 全国の小学校、中学校、高校、大学の教員計100名 |
| 職業別内訳 | 小学校(33%)、中・高校(33%)、大学(34%) |
