【インタビュー】協和発酵キリン株式会社
「集合研修」と「eラーニング」の最適なブレンディングを目指して


MR(医薬情報担当者)向けに集合研修とeラーニング研修を実施されている協和発酵キリン様。今回、eラーニング研修で使用する動画教材撮影のため、デジタル・ナレッジのレンタルスタジオをご利用いただきました。動画教材によるeラーニングへとシフトされた理由や教材作りにおける工夫、今後の展望をお聞きしました。

【画像】:桑原 重雄様

協和発酵キリン株式会社

営業本部マーケティング部 製品研修グループ グループ長

桑原 重雄様

取材日:2015/11/18

担当されている研修の概要についてお聞かせください。

MR(医薬情報担当者)向けの教育研修を担当しています。顧客によって必要とされる知識が異なりますので、それぞれに応じた新薬や最新のエビデンスに関する研修などを幅広く実施しています。内容によって集合研修を実施したりeラーニング研修を取り入れたりと、研修スタイルも変えています。

eラーニング教材はどういったものを使われていますか?

以前はパワーポイントで作成したものを使っていましたが、今年から動画教材を使ったeラーニングを本格的にスタートさせました。動画教材もすべて社内で作成しています。

なぜ動画でのeラーニングに切り替えられたのでしょうか?

教育効果を高めるためです。変化がないコンテンツはどうしても飽きられてしまいますが、学習者の注意を惹きつけることに成功すれば内容が頭に入ってきます。学習者を飽きさせない工夫の一つとして、動きのある動画教材を取り入れました。

弊社の撮影スタジオを利用されることになったいきさつを教えてください。

普段は社内の会議室で動画教材の撮影をしていましたが、都合がつかず外部のスタジオを探していた際に偶然デジタル・ナレッジさんのスタジオを見つけました。一度見学させていただき、内容もよく、条件も合致したため利用することになりました。

ご利用に至った決め手は?

まずは立地ですね。スタッフが何名か行きますので弊社から近いところを探していました。秋葉原だと20分もあれば行けます。それから、料金面と納期までの時間がこちらの条件に合致していました。総合的に利用しやすい環境だったことが決め手ですね。

実際に弊社のスタジオを利用された感想をお聞かせください。使い勝手などはいかがでしたか?

非常にこざっぱりとした、綺麗でコンパクトなスタジオですね。スタッフの動きもきびきびされていて無駄がない。別の外部スタジオも使ったことがありますが、大きくて設備もいろいろ揃ってはいますが、大きいがためにセッティングに待ち時間がある場合が多くて。その点、デジタル・ナレッジさんのスタッフは現場慣れされていて、待ち時間も無いようにしてくれて非常に良かったです。小回りが利いて使いやすかったですよ。

弊社のスタジオではおもにどんな設備を利用されましたか?

クロマキー(※1)を利用しました。弊社で撮影するときはクロマキーができないので、外部スタジオでまとめて録っておいたものを様々なコンテンツに差し込み、見る方の興味関心を惹きつけられるよう工夫しています。

学習者を飽きさせない工夫をいろいろとされているんですね。ほかにはどんな配慮をされていますか?

初めて動画教材を作ったときは、1人の講師が解説をするという一般的なスタイルでした。その後、試行錯誤を経て、2人の講師が「これについてはどうですか?」「では、解説します」などと掛け合いをするスタイルに変更しました。一方的に「ここは大事ですから覚えてください」と言われるよりも、「この単元のポイントは?」「ここが重要です」「はい、ここがポイントですよ!」と、復唱したり確認したりすることによって理解度は大きく変わるんです。

そのほかにも、途中でワークを入れて隣の人と意見交換をさせたり、クイズや質問を投げかけ時間をあけて答え合わせをするなど、一方通行型にならない、学習者に考えさせるような配慮をしています。最適な教育効果を上げるため、インストラクショナルデザインに基づいてきちんとコンテンツを設計・作成するようにしています。

受講者の理解度や意見はどのように取得・評価されていますか?

研修終了後、毎回受講者アンケートを実施しており、書かれたコメントはすべて目を通しています。講師の掛け合い形式に変更してから「講師が1人のときよりもわかり易くなった」という声を頂いたこともあります。eラーニング研修をスタートした当初は不満も見られましたが、今では集合研修と変わらないレベルの評価(受講者の自己評価におけるGIO(※2)達成率)を達成している状況です。

現在抱えていらっしゃる課題は?

教育の目的は“行動変容”ですが、その評価をいかに取るかが今後の課題です。どのようにすればMRの教育のゴールである“行動変容”を取れるのか、製薬会社は皆困っているし興味がある分野ではないでしょうか。

教育・研修の分野で今後チャレンジしてみたいことはありますか?

最近気になっているのは「ゲーミフィケーション」。動画教材やコンテンツにゲーミフィケーションの要素を取り入れてみたいと考えています。今の若い人はマンガ世代だと言われていますから、たとえばマンガを取り入れた動画や、動画とマンガをミックスさせたコンテンツなども面白いかもしれません。

今後の展望をお聞かせください。

集合研修とeラーニング研修のブレンディングをしていきたいと考えています。いわゆる反転学習ですね。集合研修もeラーニングもそれぞれ長所がありますから、それぞれをミックスさせ、弊社にとってちょうど良い加減のブレンディングを見つけていければと考えています。

【写真】:レンタルスタジオ

デジタル・ナレッジのレンタルスタジオ

【写真】:クロマキー合成

クロマキー合成

(※1)クロマキー…クロマキーもしくは、クロマキー合成は映像編集技術の一種で特定の色の成分から、映像の一部を透明にしそこに別の映像を合成する技術。デジタル・ナレッジのスタジオでは緑色をバックに撮影し専用機材で背景の画像や動画を合成します。

(※2)GIO…General Instructional Objectives(一般目標)


ご利用いただいた製品・サービス


お客様のサイト

協和発酵キリン株式会社

お客様情報

名称 協和発酵キリン株式会社
開設 1949年7月1日
※2008年10月1日付でキリンファーマ株式会社との合併により
「協和醗酵工業株式会社」より商号変更。
本社 〒100-8185 東京都千代田区大手町一丁目6番1号(大手町ビル)

プライバシーマーク
goto top