研修に動画を用いるメリットは?

研修に動画を用いるメリットは?

社員教育に効果的な動画制作のポイントを押さえよう

企業における人材育成には時間や労力、コストがかかります。そこで注目されているのが動画を利用した研修です。
ここでは、研修に動画を活用するメリットや研修動画の種類、効果的な動画教材を制作する上でのポイントをまとめて紹介していきます。

研修に動画を使用するメリット

今や多くの企業で動画教材を活用した社員教育が行われています。動画を使った研修は提供する側、受ける側双方にとってメリットがあります。早速それぞれのメリットを見ていきましょう。

研修を提供する側のメリット

メリット1
高い学習効果が期待できる


テキストに比べて視覚効果が高い動画教材は、学習者の興味関心を惹きつけ、記憶に残りやすくなります。言語化しにくい抽象的な内容も、動画であれば短い時間で直感的に伝えられます。変化のない単調な教材ではどうしても受講意欲が低下しがちですが、動画教材なら受講者の理解促進を助け、高い学習効果を期待できます。
最近では、これまで OJT で教えていた内容を動画化する企業も増えています。たとえば、動作を伴う作業手順や機械の操作方法、営業、接客、調理方法などです。なかなか形式化しづらいこうした現場のノウハウも、動画を使えば直感的に伝えることが可能です。集合研修の事前教育や内定者向けの入社前教育に動画を活用するといった使い方も効果的です。

メリット2
均一な研修を少ない負担で


集合研修の場合、講師や研修場所によって教え方や内容にムラが出てしまうことがあります。教え方や環境の差は、研修効果にも大きく影響します。その点、動画を活用した研修なら、教え方や環境に左右されることなく、一定の講義の質を保つことができ、いつでもどこでも均一な研修を提供できます。
また、学習管理システム(LMS)を使って動画配信をする場合、誰がいつ受講したか、最後まで受講したかなど受講履歴データを取得することができます。そのため、適切な受講促進を行うことで、「重要な内容なのにまだ全員が見ていない」といったことが起こりにくく、全受講者に対し情報や知識を周知徹底させることに向いています。決まった時間に動画を配信したり、受講集計なども自動で行えるため、運営業務の負担が少ないのもメリットです。

メリット3
コスト削減につながる


集合研修の場合、研修を行うたびに研修会場費や講師への講演料、参加者の交通費や宿泊費などが発生します。研修担当者の人件費もタダではありません。一方、動画教材は一度作成すれば内容に変更がない限り何度でも繰り返し利用ができます。そのためイニシャルコストはかかりますが、長期的にみた場合、集合研修よりも運営費用のコスト削減が見込めます。

研修を受ける側のメリット

メリット1
時間・場所を問わず受講できる


これまでの集合研修は時間や場所が決められていて、忙しい人や勤務時間が不規則な人には参加がむずかしい場合がありました。また、研修が本社で行われる場合、遠方勤務者は職場を離れて研修に参加しなければならず、業務効率的にもマイナスでした。
動画教材を使った研修なら、受講者は都合のいいときに好きな場所で視聴でき、業務に支障がでません。勤務時間や勤務地に左右されず、働く人すべてに均等な研修機会が提供され、受講者は一人ひとりが主体的に教育研修を受けることが可能となります。

メリット2
心理的ハードルが低い


講義を受けたりテキストを読んだりするのに比べ、動画はテレビや映画を観るように構えず視聴することができます。「研修を受けよう」と気負わなくてもいいのは受講者にとって大きなメリットでしょう。
また、テロップや効果音などを入れることによって、知識やポイントが自然と頭に入ってきやすいのも研修動画の強みです。単調なテキストよりも現場や業務のイメージがつかみやすく、効率的に学ぶことができます。動画慣れしている現代人にとって教育研修に積極的に取り入れたい教材のひとつといえます。

メリット3
自分のペースで学べる


動画教材は何度でも繰り返し視聴が可能です。そのため、苦手分野の克服や資格取得学習などにも適しています。わかるところは倍速視聴し、わからない部分は何度も見直すなど、一人ひとりが自分ペースで学ぶことができるのもメリットです。「職場のパソコンで受講した続きを通勤中にスマホで視聴する」といった使い方も可能で、受講者の利便性はますます向上しています。

研修用動画の種類

研修用の動画には、どのような種類があるのでしょうか。
ここでは、企業の社員教育でよく使われる代表的な動画のパターンを5つご紹介します。

代表的な動画のパターン

1.集合研修を撮影した動画 2.マニュアル動画 3.自社製品・サービスの紹介動画 4.トップメッセージ動画 5.新人研修用動画
01

集合研修を撮影した動画

講師を映す小画面と黒板やスライドを模した大画面とを配置した動画
板書も含めた講師の講義そのものを撮影収録した動画

その名の通り、集合研修を撮影して動画教材化したものです。集合研修に出席できなかった人が後日視聴したり、集合研修の振り返りなどに活用することができます。
講師を映す小画面と黒板やスライドを模した大画面とを配置し、講師の講義進行に沿って黒板やスライドへの書き込みや指差しなどを再現するタイプと、板書も含めた講師の講義そのものを撮影収録するタイプとがあります。既存の集合研修を撮影するため比較的導入がしやすい上、リアルな集合研修と同程度の表現力を持ち、わかりやすいというメリットがあります。受講者が飽きずに受講できるよう、講師の話し方や編集、一つの動画の再生時間などに気を配るとさらに効果的です。

02

マニュアル動画

作業手順や動作などをまとめた動画形式のマニュアルです。営業マン向けにセールスプロセスを視覚化した営業マニュアル、店舗スタッフ向けに接客の流れやポイントなどをまとめた接客マニュアル、業務手順や機械の操作方法などを伝える作業マニュアルなど、さまざまな種類があります。
こうした内容はこれまで現場の OJT で教えていた内容ですが、動画教材化することで大人数によりわかりやすく伝えることが可能となりました。テキストのマニュアルではわかりにくい内容でも、動画なら作業の流れや実際のポイントがわかりやすく、繰り返し視聴できるというメリットもあります。教える人によって内容が左右されないため、営業力強化やサービスの均一化、新人スタッフの即戦力化、売上向上などが期待できます。また、教える側となる作業熟練者や先輩社員の手を止めることがなくなるため、生産性向上にもつながります。

03

自社製品・サービスの紹介動画

営業スタッフや店舗スタッフ向けに自社の製品やサービスを説明するための動画です。新製品や新サービスの情報をいち早く発信したり、組み立て方や操作方法などを動画で詳しく解説したりすることに向いています。消費者のニーズが多様化し伝えるべき情報が増えつづけるなか、店長の個人スキルなどに左右されず、一定の品質の内容を全スタッフ・全店舗で共有できます。動画で情報の周知徹底を行うことによる従業員の意識向上や、伝えたい情報を営業や店舗にダイレクトに伝えられるというメリットもあります。

04

トップメッセージ動画

社長や経営陣のメッセージを収録した動画です。研修用としては期末の振り返りや年頭の抱負、新卒向けの会社案内、特定の取り組みに対するコメントなどが代表的です。トップの熱意や想いを声や表情を含めダイレクトに伝えることができるため、社員に対し企業としての方向性を示しモチベーションをアップさせる手段としても活用されています。企業のオリジナルキャラクターが登場することでブランディングを強化したり、社員のインタビューや普段の様子を織り交ぜて会社の雰囲気を伝えたりするものもあります。伝えたい情報が多くても動画を使うことで、短い時間でもしっかりとしたメッセージを届けることが可能です。

05

新人研修用動画

新人研修において必須となる一般マナーなどは、その多くの部分を動画教材で代替することができます。内容が普遍的なため一度動画を作成してしまえば繰り返し使用することができる点もメリットです。動画を活用して事前に業務に関する知識をインプットした上で、集合研修や OJT に臨むといった使い方も可能です。こうすることで、集合研修や OJT の場をディスカッションやロールプレイングなどの応用の時間に充てることができ、研修をより効果的に行うことが可能です。

研修用動画を作成する際のポイント

ここまで、研修に動画を使用するメリットや、学習効果がすぐれている理由をお伝えしてきました。では実際に、研修用の動画を作るときにはどういったポイントに気をつけるべきなのでしょうか?
企業研修で動画を活用する例は増えていますが、効果的な動画教材を制作するために押さえておきたいポイントがあります。ここからは、具体的なポイントについて解説していきます。

ポイント
1

行動変容を目指した動画設計を


企業における教育研修の目的は「行動変容」です。そのため、研修動画を見終わった後、受講者の行動変容につながるような内容をいかに設計するかが重要なポイントです。適切な情報を与えて気付きを促したり、ワークやディスカッションなど感情が動く体験を提供したり、自分の知識・能力・思考プロセスを振り返るポイントを作るなど、受講後の行動を後押しし実際の業務に活かせる環境を作ることが必要です。伝えたい内容をやみくもに動画にするのではなく、具体的な数値目標や受講後の到達点まで考慮した動画設計が求められます。もちろん、研修動画単体だけでなく、集合研修や研修後のフォローなどと組み合わせて最大の効果を目指すことが大切です。

ポイント
2

教育効果を高めるプラスαの仕掛けを


動画教材を作成する際には、一方通行にならないような工夫が効果的です。たとえば、動画の途中にワークを入れて隣の人との意見交換をうながしたり、クイズや質問を設定して理解度を確認したりといった具合です。行動変容の項目でも触れたように、感情が動く体験があるかないかで研修の効果は大きく変わってきます。受講者に研修内容を自分事としてとらえ、考えさせる仕組みを組み込むことで、より研修効果を高めることができます。

ポイント
3

研修動画の一コンテンツはより短く


研修動画は再生時間が短いものが主流となりつつあります。この背景のひとつはスマホの普及です。パソコンでもスマホでも研修を受けられるという環境からさらに進化し、最近ではスマホ受講を前提とした企業研修も増えています。こうした研修スタイルで使用される動画は、従来よりもぐっと短い 1~2 分程度の動画や、場合によっては 30秒程の非常に短いコンテンツが多用されているのが特徴です。
スマホ受講が前提でない研修の場合も、数分程度の短い動画が重宝される傾向にあります。短いコンテンツであればすきま時間にも受講がしやすく、結果的に受講率アップにつながるケースもあります。コンテンツ内容をよく吟味し、細分化して長くなりすぎない工夫をしましょう。

まとめ

受講しやすく、記憶に残りやすい動画教材は、学習者の理解促進を助け、高い学習効果を期待できます。教え方や環境に左右されることなく、一定の講義の質を保つことができるため、時間・場所にとらわれず均一な研修を提供できる点もメリットです。
研修動画は社内でも制作することができますが、企画・構成からシナリオ・絵コンテ作り、撮影準備、ナレーション収録、撮影・編集まで、制作プロセスは多岐にわたります。内容をより効果的に伝えるための演出や表現方法も重要です。また、研修を提供する側としては経験があるがゆえに「こんなことは当然知っているだろう」という発想になりがちで、受講者側にとってわかりにくい動画になってしまう失敗例も少なくありません。そのため、効果的な研修動画を制作したい場合は、第三者の目線と豊富なノウハウを持つプロに任せるのもひとつの手です。
研修に動画を導入している企業の例を参考にしながら、自分の会社の目的に合った動画教材を作ってみてはいかがでしょうか。

動画を活用した研修例


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