【インタビュー】株式会社総合資格(総合資格学院)
日本最大の「一級建築士」輩出校が映像配信を導入!広がる波及効果と今後の展望


本で最も多くの一級建築士を輩出し続けている学校といえば、今回ご紹介する総合資格学院様です。一級建築士試験の平成29年度合格者占有率は全国No.1(63.7%)、学科・設計製図試験ストレート合格者のうち約7割(70.7%)を同学院の受講生が占めています。この高い合格実績はいかにして生み出されているのでしょうか?インタビューではその秘訣に加え、新たに導入された「オンデマンド映像配信システム」の活用状況と効果、今後の展望をお聞きすることができました。

株式会社総合資格 教務指導管理部 次長 別所努様(左)教務指導管理部 映像課 小山大輔様(右)

株式会社総合資格
教務指導管理部 
次長 別所努様(左)
映像課 小山大輔様(右)

お客様のニーズ

  • 「eラーニング」+「DVD教材による映像視聴」を一本化した「オンデマンド映像配信システム」を導入したい。
  • 最大の目的は受講生の利便性向上。

導入前の課題

  • もともと使っていたeラーニングシステムが時代にマッチしていない。(マルチデバイス未対応、バージョンアップしたデバイスでは動画が視聴できない等)
  • DVD教材の制作コスト、管理の手間が大きい。それ以上に制作スピードの問題を解決したい。
  • DVD不足、個別ブース不足により受講生が自習・補講できないケースがある。

導入後の成果

  • eラーニングシステム「KnowledgeDeliver」によるオンデマンド映像配信システムを導入。
  • マルチデバイス対応の安定した学習環境を実現。
  • 教室授業とeラーニングの受講成績データの一元管理化を実現。
  • 同一eラーニング上でありながら自宅視聴できるコンテンツを制限することで、当学院の“来校第一”の理念に沿った、受講生に来校を促す仕組みを構築。
  • DVD→映像配信への切り替えで受講生の利便性向上、大幅なコスト削減を実現。
  • 映像ダウンロード機能により講師・営業スタッフに対するナレッジ共有・教育研修ツールとしても活用。

以前から一級建築士試験などで高い合格実績を誇っておられる総合資格学院様が、なぜ今回「オンデマンド映像配信システム」の導入を検討されたのでしょうか?

株式会社総合資格(総合資格学院)様

1つはもともと使っていたeラーニングの問題です。開発のスピードが遅く、マルチデバイスにも未対応、さらにPCやスマートフォンをバージョンアップすると動画が視聴できなくなるといった症状に悩まされていました。

もう1つはDVD教材の問題です。当学院の特長は先生方によるライブ授業ですが、自習や補講、一部の講座における映像授業にDVD教材を使用していました。DVDは1000タイトル以上ありますが我々はそれを社内で作成しており、しかも毎年作り直していたため、莫大な費用が掛かっていました。

1000タイトル以上のDVD教材を毎年作り直されていたのですか?

私たちの扱っている資格試験では災害や法改正、新技術といった時事的な内容がすぐに試験問題に反映されます。そのため、前年と同じ教材は使わないというポリシー、常に修正編さんしていく姿勢が根付いています。DVDの制作費・発送費、管理の手間は膨大なものでしたが、それ以上にネックだったのが制作スピードです。時間がかかり直前の変更にもフレシキブルに対応できないDVD制作は、時代の流れと共にデメリットが大きくなっていました。こうした課題を一気に解決できる「オンデマンド映像配信システム」の導入が必要不可欠だったのです。

導入の際、とくに重視されたポイントは何でしたか?

受講生にとっての利便性です。
各校には個別ブースとよばれるスペースがあり、受講生にDVDを貸し出して補講や自習をして頂いていました。ただ、個別ブースやDVDの数には限りがあり、教室によっては見たいときに席が空いていない、DVDが足りないという問題がありました。そもそも職員を呼んでDVDを借りる手続きをしたり、見終わったら次のDVDを借りにまた受付に行ったりというのは受講生にとって余計な手間です。当学院の受講生の皆さんは非常に意欲が高い方ばかりですから、そのやる気を削がない仕組みをつくりたい。これが最大の目的でした。

では、導入後の変化についてお聞かせください。

まず、DVD制作に掛かっていたコスト、スピード、それから各教室でDVDを管理していたスペースと労力、これらが劇的に改善されました。その分、受講生への対応に時間を割けるようになったことも大きなメリットでした。ブースが足りないという問題に対しては、タブレットを貸し出すことで受講生一人ひとりが自分用の映像授業を大教室などで視聴できるよう改善しました。映像配信によって不可能だったことが可能になり当初の課題が解決できましたが、意外だったのはその効果が他にも波及したことでした。

くわしくお聞かせください。

当学院では専門の先生方を外部からお招きしておりますが、全教室全講座、同品質の授業をご提供するため、先生方には分厚いマニュアルと共に映像授業を視聴して頂いております。映像をお見せするとそれ以上の授業を先生方はやって下さるからです。その映像をこれまではDVDでお渡ししていましたが、こちらも映像配信に切り替えることになりました。ただ、映像配信には通信料が掛かります。通信料を別途先生方にお支払いするべきか悩んでいたとき、デジタル・ナレッジさんが解決策を提案して下さいました。

それが「ダウンロード機能」です。専用アプリ内に映像をダウンロードしてオフラインで視聴できるというものです。ダウンロード先も視聴するのもアプリ内限定のため、セキュリティの心配もありません。これは優れものですよ。今では営業スタッフの間でも効果的に使われています。

営業職ではどのように活用されていますか?

ダウンロード機能を使うことで、“どんな授業を行っているのか”など営業マンにとって重要なより詳しい商品知識を手軽に得やすくなりました。お客様にも映像をお見せしながら説明すれば理解度が違います。よくナレッジ共有といわれますが、そういったツールとしても随分活躍しています。

eラーニング自体についてはいかがですか?

株式会社総合資格(総合資格学院)様映像が見られないという事態がほぼなくなり、土台が安定しました。何より有難かったのはデータ連携を実現して頂いたことです。当学院では受講生の成績や受講状況をデータベース化していましたが、教室で受講された場合にしか対応できていませんでした。それをeラーニングで受講された場合でもデータベースにデータが戻るようにしていただき、教室受講データとの連携、一元管理化を実現できました。

授業を欠席された場合はeラーニングで勉強される受講生が多いですか?それとも補講や自習をしに来校される方が多いのでしょうか?

来校される方のほうが多いです。来校せずに100%家で勉強するだけでは難関国家資格に合格することは難しいと思いますし、やはり仲間やスタッフから刺激や激励叱咤を受けられる学校という空間が必要だというのが当学院の考えです。

そこで、同じeラーニング上でも自宅(教室以外)でログインした場合は視聴できるコンテンツが一部に限られる「内外判定」という仕組みを構築していただきました。オンデマンド化することで何もかもがオープンになってしまうのはいかがなものかという懸念もありましたので、視聴場所によってすみ分けができるのは大変すばらしく、来校第一という当学院の方針にも合致した秀逸な仕組みだと思います。

導入されて丸1年になりますが、数値的な成果は上がってきていますか?

コストという点では、以前はDVD制作費に加えeラーニングのランニングコストが掛かっていました。今回の導入でそれが一本化され、年間コストが大幅に下がりました。初期投資費用は2年で回収でき3年目からは利益貢献が大きくなる計算です。社内でもこの結果は高く評価されており、効果的なICT活用をさらに進めていく考えです。

総合資格学院様では、一級建築士試験において平成29年度合格者占有率が63.7%で全国No.1、学科・設計製図試験ストレート合格者のうちおよそ7割(70.7%)を占めるなど非常に高い結果を出し続けられています。この秘訣はどこにあるのでしょうか?

教材やマニュアルの改定を毎年欠かさず行っていることでしょうか。幸い弊社は良い先生方に恵まれ英知が集まりやすい環境ですので、情報収集をきちっと行い、出題される可能性を十分に分析しています。分析には数ヶ月をかけています。そして完成した教材を使って、全国の講師研修を昨年実績で約80回行っています。私たちのような学校が合格実績を出すためには、教材を一生懸命考えて作り、いい先生方を採用して育成する、それ以上の王道はないのではないでしょうか。

ちなみにテキスト教材が完成してから映像教材を撮影しますので、DVD制作は時間に追われて本当に大変でした。そういった意味では我々の教材作りへのこだわりに大きな影響を与え、品質確保の一助となっているのがこの「オンデマンド映像配信システム」なんです。当初の目的であったDVD制作に関するさまざまな課題解決、受講生の利便性向上だけでなく、講師研修や社員教育など多方面にニーズや効果が波及している――これはDVDを使い続けていたら絶対に起こり得なかった変化だと思います。

今後、eラーニングやICTを使って解決したい課題、活用をお考えの分野などはありますか?

弊社には何万人という方たちの成績や受講データといった膨大なビッグデータがありますが、有効活用されていないのが現状です。分析データに基づいて受講生一人ひとりに最適な教育をご提供するなど、ビッグデータの分析や活用法を確立していければと考えています。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

VRやARなどが注目されていますが、当学院としてもビジュアルに訴えかけるもの、立体空間的に体験できるような映像やコンテンツがこれからは必要だと考えています。映像配信の仕組みは整いましたから、今後はさらに中身にこだわっていきたい。今回の効果に満足せず、更なる成長を目指して新しい教育スタイル、仕組みに挑戦していきたいですね。

画面1

豊富なオリジナルテキストは毎年改定されている
画面2

学習画面

ご利用いただいた製品・サービス


お客様のサイト

http://www.shikaku.co.jp/

お客様情報

会社名 株式会社総合資格
創業 昭和55年1月
設立 昭和62年1月
本社 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル22F

プライバシーマーク








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