株式会社テノ.コーポレーション
保育人材育成にeラーニングをダブル活用!スクール事業の売上180%増、保育士の働きがいも向上した取り組みとは

“私たちは、女性のライフステージを応援します。”を経営理念に掲げ、育児・家事・介護に特化した事業を展開する株式会社テノ.コーポレーション。近年、運営する保育施設の職員研修や、保育系人材養成講座を提供するスクール事業にeラーニングを導入し、新しい取り組みを進めてこられました。果たして、eラーニング活用は忙しい保育現場にどのような変化をもたらしたのでしょうか。保育業界における人材育成の課題、今後の展望も含めてお話をお聞きしました。

株式会社テノ.コーポレーション
取締役 教育部 部長 平田智美様

お客様のニーズ

  • 運営する保育施設の職員向け研修をeラーニング化したい。
  • 自治体・企業向け外部研修(スクール事業)でもeラーニングを活用したい。

導入サービス


導入後の成果

  • 社内職員研修、外部向けスクール事業の両方にeラーニングを導入、研修資料やオンデマンド動画の配信を実現。
  • 対面研修への参加が難しかった保育士にもeラーニングで幅広く研修を提供できるようになった。
  • 保育現場の情報をeラーニングで全社配信する取り組みも実施。先生方のやる気アップに繋がっている。
  • eラーニング導入でスクール事業の売上が150~180%増と大幅に回復。
  • 確実な受講を担保する充実の管理機能が自治体等に高く評価されている。


社内職員研修+外部向けスクール事業でeラーニングをダブル活用

御社ではeラーニングをどのように活用されていますか?

テノ.コーポレーションは主に育児や保育サービスに特化した会社で、認可保育所や事業所内保育所、放課後児童クラブ(学童保育所)などの施設を全国で約280ヶ所運営しております。私が所属する教育部では、こうした施設で働く保育士や職員の方々への研修、それから自治体様や企業様からご依頼いただく受託研修を行なっておりまして、この両方においてeラーニングを活用しています。

自治体・企業様からの受託研修とはどんな内容ですか?

弊社では2005年にテノスクール(tenoSCHOOL)というスクール事業を立ち上げ、ベビーシッター養成講座から始まって、保育士養成講座、子育て支援員研修と展開をしてきた経緯があります。こうした保育系人材養成講座を現在、九州を中心として全国の自治体様等にご提供しています。


社名の「テノ.」には、手のぬくもりまでも伝えたいという
設立当初からの熱い想いが込められている
eラーニングを導入することになったきっかけは何でしたか?

弊社では2020年に『teno VISION 2030』を策定し、10年後の会社の未来として「クライアント様に選んでいただける施設をより多く残していこう」「働き手がやりがいを持って働ける会社にしていこう」という2つのビジョンを明確にいたしました。

その中で、やはり現場の先生方の教育は非常に大切ですから、eラーニングを活用して現場の先生方のやりがいを生み出せるような研修を実施し、同時に弊社の研修内容をもっと広く外部にも発信していけるツールにできたらということで、eラーニングの導入を考えるようになりました。

ところが、その後すぐに新型コロナウイルスが蔓延し、自治体様からご依頼を頂いていた対面研修がほぼ実施できなくなってしまったんです。そこで、自治体様にeラーニング研修のご提案ができるよう、システムの導入を急ぎで進めることになりました。

eラーニングシステムを選ぶ際にどういった点を重視されましたか?

最初は弊社の保育士向けがメインでしたので、どれぐらいの人数が一度に視聴できるかというアカウント数や予算との兼ね合いを見ていました。ところがコロナ禍になり、「自治体様にどういったご提案ができるか」という視点で考えたとき、きちんと受講されているかどうかの確認ができるか、受講者のレポートやアンケートが収集・集計できるかなどが必要となってきました。

受託研修をeラーニングで実施することがリアルになったとき、新たな要件が必要となってきたんですね。

受託研修の場合、研修を実施するだけではなく、実施した後の実績報告を自治体様に提出する必要があります。その実績報告に適した資料をシステムから引き出すことができるかどうかも、1つのポイントでした。また、仮に弊社で研修内容を作成してそれを外部に提供するような場合、弊社独自のシステムといいますか、弊社が作ったものとして提供できるかどうかという視点からも検討させていただきました。

弊社のLMSを採用された決め手は何でしたか?

当初の目的から変わってしまい、急にアカウント数も多く必要になりましたし、受講管理機能も先ほど申し上げたようなことが必要になりましたので、「受講管理でどのようなことが可能か、もう一度教えてください」「自治体様にご提案をさせていただく期限に間に合うよう、何とかなりませんか?」など、途中からかなり無理を言ったと思います。そんな中でもデジタル・ナレッジさんには親身になって相談に乗っていただきましたし、また受講者が利用しやすく、我々にとっても受講レポート等などが収集しやすい仕組みでしたのでお願いすることにしました。

売上180%増!スクール事業におけるeラーニングの成果

テノスクールではどのような方が何名くらい受講されていますか?

年度ごとの委託契約になりますのでその年によって違いますが、1自治体につき40名位から多いところでは700~800名が利用されることもあります。子育て支援員研修の場合は保育に従事されたい方、保育士のサポートなどの業務をなさりたい方向けのものになりますし、キャリアアップ研修ですと、実際に保育所で勤務されている保育士や看護師などが対象になります。18歳位からご年配の方まで、本当に幅広くたくさんの方にご利用いただいております。

実際にeラーニング研修を導入されてみて、自治体の皆様の受け止め方はいかがでしたか?

テノスクールの講座は受講期間が比較的長く、その間に多くて数百名の方の受講状況を一括で管理する必要があります。デジタル・ナレッジさんのシステムは受講者のアンケート集計やレポートを一括でまとめて提供できますし、「今これぐらいの方が受講完了されています」とか「これぐらいの方がまだ進んでいません」といったこともすぐに抽出できますから、自治体様にも喜ばれています。

自治体の方々は受講管理の中でもどのようなことをとくに気にされていますか?

対面からeラーニングに切り替わる際に一番気にされたのは、なりすましや不正受講です。講座を早送りし、最後まで見ていないのに見たという履歴が残り、そのまま修了となってしまわないかという点をとても気にされていて、実際に聞かれることも多かったです。ですので、弊社としては、講座毎にテストを設けて8割以上取らないと先に進めないようにするなど、さまざまな工夫をしています。こうした細かい設定がシステム上でできる点は、確実な受講を担保する上でとても重要だと思います。

eラーニングの導入によりテノスクールの売上に影響はありましたか?

コロナが始まった年には前年比で50%ぐらいまで売上が落ちてしまったんですけれども、そうした中でも一部eラーニングを活用して受託ができた自治体様もありまして、その実績を活かしてご提案をさせていただいた結果、翌年には150%、その後も180%ぐらいまで上がりました。今も件数が増え続けておりますので、やはりeラーニングが活用できるという点が、スクールとしての大きな強みになっています。

先生のやる気がアップ!保育施設におけるeラーニングの成果

一方、御社が運営されている保育施設での研修にはどのような変化がありましたか?

以前は園長先生だけ、参加できる人だけが研修を受けていたのが、今では範囲が広がり、これまでは参加できなかった方にも受けて頂けるようになったというのはすごく実感しています。

保育現場は大変お忙しいと聞きますし、従来の対面型研修にはご苦労も多かったのではないでしょうか。

そうなんです。以前は集合研修を実施しても、先生方が一堂に会するのはなかなか難しいという問題がありました。保育中はもちろんできませんから、勤務が終わった後の夜に研修を行なったり、園児のお昼寝の時間を使って先生方にお話をするということもやってはいましたが、業務と研修の両立は大変でした。そういったことを考えると、空いた時間に学びたいことを自分で選んで学べるeラーニングは、現場の先生方にとっても非常に良い取り組みだと思います。

2020年以降、eラーニングを実践されてきて印象に残っている出来事はありますか。

研修ではないのですが、現場で頑張っている先生方や給食の人気献立をeラーニングで配信、紹介をするという取り組みが非常に好評でした。「いいね!テノスタッフ」というテーマで、各保育所から先生を推薦してもらって、「〇〇保育所のA先生、こういうところが素敵です。いつもありがとう!」など各園のコメントを付けてご紹介したり、また、給食を作っている園では行事に合わせた献立があったりしますので、子どもたちの食べている様子も含めた写真を配信しています。

とても素敵な取り組みですね!

研修というと一方的にこちらが伝えるばかりになりがちですが、現場からも発信してもらえる良いきっかけになったと思います。やはり現場で日々頑張って取り組んでいる様子をみんなに見てもらうことで先生方のモチベーションも上がりますし、それから全社展開をすることで、経理や総務といった現場を支える管理部門のスタッフも、「自分たちの業務の先には子どもたちのこういった活動があるんだ」「先生方のこんな頑張りがあるんだ」というようなことが見えるきっかけになったと思うんです。

現場から本社本部に問い合わせがあったときなどに、「先生あれ見たよ」「すごくいい取り組みだね」など、ひと言でも先生に声をかけてもらえれば、現場と本社本部がつながっているということがお互いに認識できると思いますし、そうしたことが実現できたのは大きかったです。

『teno VISION 2030』の「働き手がやりがいを持って働ける会社」に、まさに繋がるような取り組みですね。

先生方が頑張っているその意義や価値をしっかりと認めることがやりがいに繋がっていくはずですから、今後もこうした工夫を積み重ねていければと思っています。


現場で頑張っている先生方を紹介する「いいね!テノスタッフ」。
eラーニングで全社展開をするという双方向型の取り組みは、保育現場にも管理部門にも良い影響をもたらしている。

「保育業界の人材育成の課題」と今後の方向性

保育業界の人材育成にはどんな課題があるとお考えでしょうか。

これから先、出生数が減り、園児が少なくなっていく中で、選ばれる保育所になっていかなければならないというのが、保育業界共通の課題ではないかと思います。選ばれる保育所になるためには、保育の質や保育内容はもちろん、職員の人柄、人となりも非常に大事になってきますから、そういった保育の質を上げていく教育、やりがいを見出すような取り組みについて、私たち教育部として何ができるのか、常に考えているところです。

ありがとうございます。最後に、今後の抱負をお聞かせください。

eラーニングを導入していなかったら、できなかったことがたくさんあります。ようやくeラーニングにも慣れ、うまく活用できるようになりましたので、今後はeラーニングを活用した研修を社内はもちろん、外部にもさらに広げていければと思っています。eラーニングやオンデマンド講座を必要とされている自治体様はたくさんいらっしゃいますから、弊社の取り組みをもっと多くの方々に知っていただきたいですし、対面とeラーニングをうまく組み合わせた研修というものを、これからも積極的に提案していきたいです。

同時に、株式会社として保育所の運営をなさっている同業他社はたくさんありますが、保育士養成講座やスクール事業、研修事業を同時に行なっている事業者はあまりないんですね。そこを同時に取り組んでいるのは弊社の強みだと思いますので、今後は、弊社が今まで積み重ねてきた研修内容を、必要とされている他の事業者にご提供できるような仕組みも作っていければと考えています。



ご利用いただいた製品・サービス

お客様のサイト

https://www.teno.co.jp

お客様情報

名称 株式会社テノ.コーポレーション
設立 1999年7月5日
本社所在地 福岡県福岡市博多区上呉服町10番10号 呉服町ビジネスセンター 5F

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