小・中・高校生のパソコン(タブレット)・インターネットを利用した学習に関する定点調査報告書<2014年>


2014年9月に小・中・高校生の保護者(母親)100名を対象に家庭学習における子供のパソコン(タブレット端末含む)・インターネット利用状況を調査し、2012年に実施した同調査結果と比較した定点観測を行った。

小・中・高校生のパソコン(タブレット)・インターネットを利用した学習に関する定点調査報告書<2014年>01

その結果、小学生・高校生の約3人に1人、中学生の約2人に1人が家庭学習にパソコン・インターネットを利用していることが明らかとなりました。全体の利用率は2012年に比べ横ばいですが、小学生の利用率が26.5%→35.3%と伸びているのが注目されます。
利用内容としては、子供の年代に関わらず「調べもの」に多用されているほか、2012年に比べ「通信教育」や「教材ソフトを使った学習」が増えていることが分かりました。

しかしながら、パソコン・インターネットを利用した家庭学習に対する好感度は、「大変好ましい」「やや好ましい」が36%→23%に減少、「好ましくない」「あまり好ましくない」が21%→28%と増加するなど、保護者側の受け止め方がやや厳しくなっています。パソコン・インターネットを利用した学習の課題としては、「学習ついでにゲームや勉強以外の時間が増えそう」「検索・調べものは便利だが本当の学力になるのか心配」など、学習に集中できる仕組み作りや学力・思考力低下を懸念する声が多く聞かれました。一方で、「大変好ましい」「好ましい」と回答した人に、今後利用時間を増やしたいか尋ねたとところ、「増やしたい」が16.7%→30.4%と大幅に増加しました。こうしたことから、パソコン・インターネットを利用した家庭学習は、一部の家庭において一定の効果を上げるなどして非常に好意的に受け止められており今後も利用拡大につながるものと見られます。急速な教育IT化に伴う様々な課題や懸念を払拭しながら、学習習慣が無理なく身に付く、学力・思考力を高めるなどの期待に応えることができるのか――パソコン・インターネットの特性を活かしたより良い学習手法や教育IT化の今後の展開が注目されます。

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アンケート結果から見るポイント

  • 小・中・高校生の約3人に1人が家庭学習にパソコン(タブレット)・インターネットを利用。
  • 利用内容トップは「調べもの」。「通信教育」「教材ソフト」の利用も増加。
  • 利用時間を「増やしたい」が16.7%→30.4%と増加へ。
  • 課題は「学習に集中できる仕組み」「体への影響」「学力・思考力低下」。

アンケート調査概要

  • 調査期間 :2014年9月10日(水)~9月11日(木)
  • 調査方法 :Webアンケート方式
  • 調査地区 :全国
  • 調査対象 :小学生・中学生・高校生の保護者(母親)計100名
  • 性別内訳 :女性(100%)
  • 年代別内訳:30~39歳(22%)、40~49歳(73%)、50~55歳(5%)
  • 子供の年代:小学3年生~6年生(34%)、中学生(33%)、高校生(33%)

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