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なんでも記録しちゃえ!(Project Tin Can)

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

私は身長184cmあるとはいえ、100kgを超える体重でして、誰がどうみたって「でぶ」なのです。これじゃあ健康によくないですし、去年足の裏を痛めて歩けないほどの痛さを経験しました。

「これはやせなきゃ!」ということになり、考えた結果、半年ほど前よりジムに通っております。

仕事が終わって夜中にジムに行き、せっせとプールで泳いでおります。当初はあまり泳げなかったものの、近頃は1時間ほどで1~2kmほど泳ぐようになりました。泳がない日が続くと気持ち悪くなるほどの水泳中毒になっております。

いまのところ三日坊主にならずに継続しておりますが、これにはちょっとしたTipsがあります。
泳いだ記録を全部とっているのです。
Swim Noteというアプリを使ってiPhoneで記録をしておりますが、これが結構いい感じで、どのフォームでどのくらい泳いだかを選択してコメントを書くだけでOK、あとは勝手に距離の累積や過去の比較ができるようになっております。これが励みになるんですよね。記録に穴をあけるわけにはいかないので、ついがんばっちゃうのです。
このSwim Noteにはtwitter/Facebookへの投稿機能もあり、毎回登録するたびに投稿しております。周りからの突っ込みや激励も、継続の力となっております。

Swim Noteの画面スナップ
これは以前紹介したNike+にも似てますね。あちらもジョギングを記録し、それを周りとシェアすることでモチベーションを維持しようというものでした。
(ちなみに、プールに通いだしてちょうど100回、130kmに達するようです)

他にも今いる場所を記録するFoursquareも私は愛用しております。
今いる場所をGPS機能の情報をもとに場所を特定してチェックインして記録するというものです。チェックインした情報は蓄積され、どこに多くチェックインしたかがわかります。

Foursquareのおもしろいところは、このチェックイン情報がFoursquareというアプリ/サービスで閉じられているのではなく、他のシステムとも連携しているというところです。マッシュアップしやすい環境が提供されており、サードパーティがFoursquareのデータを活用したサービスを作ることもできます。Facebook/Twitterなどのソーシャルメディアに投稿するのはもちろん、チェックインしたデータを他のファイル形式で出力することもできます。これを使えば、Googleカレンダーにいつどこにチェックインしたかを表示したり、Googleマップに過去のチェックインした場所を表示することだってできます。

FoursquareのチェックインをGoogleMapで表示した例
上の図は私のチェックイン情報のKLMデータをGoogleマップに取り込んだ例です。
(私の行動範囲が明白ですね)
やり方はコチラを参照ください
他にもEvernoteも、なんでも記録しちゃうという意味でカテゴライズされるソフトかもしれません。メモや写真などのデータをクラウドに放り込むというサービスですが、身の回りにもEvernote中毒者は多く、私もそのひとりで、あらゆるメモや議事録や資料をEvernoteにつっこんでおります。Evernoteなしの生活なんて考えられません!

このように、人は何かの行動を記録し、そのデータを活用することで、その行動のモチベーションを高めたり、全体を俯瞰することで何かの価値や意味を見出すことができそうです。
これは昨今流行のビッグデータの流れにもあってますし、さらに付け加えると、その情報をシェアすることでソーシャル的な意味を持たせることもできそうです。

この感覚を学びにももってこれないかと、ここ数年、考えております。
それもeラーニングだけでなく、オフラインにも適用できれば面白いんじゃないか・・・ 今言われているポートフォリオ的なものも実現できるんじゃないか?
そんなことを考えて、システムの仕様を書きあげたりもしております。
そんな中、おお、まさに、これこれ! というのを見つけたのです。
eラーニングの標準規格SCORMの次世代版、Tin Canというのがそれです。
Tin Canは、アメリカのADLが2012年から進めているプロジェクトで、次世代SCORMといわれているものです。
ただ、これまでのSCORMとはまるっきり別の代物で、従来のSCORMである1.2や2004ではコンテンツの相互利用性で互換性をとるための規格という性質だったのに対して、Tin Canは互換性の維持を目的としていません。

じゃあ何か? というと、Tin Canはあらゆる学習記録を記録しようというものなのです。

LRS(Learning Record Store)というものがコアあり、このLRSのAPIを使って、ありとあらゆるものを記録しちゃおうというものです。
つまり、eラーニングでの学習履歴はもちろん、電子書籍の読んだページ、集合研修の結果、OJTや実習の状況、はたまたゲームやFacebookなどの他のメディアの履歴などなど、あらゆるものをLRSを経由して記録できるというわけです。
しかも、REST+JSONで、モダンで使いやすいインターフェイスです。

これ、とても便利ですし、昨今の学習環境にそぐっているとおもうんですよね。
そういう意味でここしばらくTin Canの資料やAPIの仕様を読んで、ふむふむ、これは面白そうだなぁと思っております。
本国アメリカでもそうですし、日本でも普及するかどうか、まるっきり分からない状態ですが、ただ、個人的には何かTin Canでやってみると楽しそうな予感がしております。

より詳しく知りたい方はADLのサイトをごらんになるのもいいですが、先日のeLCでの講演が、日本語で、かつとても分かりやすく説明されておりますのでおすすめです。
千葉工大の仲林さんの規格の話もためになりますし、BBTの原さんの講義も、とても分かりやすくTin Canを説明しており、どなたでもTinCanの優位性がお分かりになるかと思いますのでおすすめです。
私は当日参加できませんでしたが、参加したかったです。

あ、ちなみに冒頭の、私のスイミングですが、ここ半年ほどで12kgほど体重を落としました。
ただ、ここ3ヶ月ほど停滞しております・・・ うーん。