「普段使いのVR」は実現するか? Oculus Goを触ってみて感じたこと

By | 2018年5月10日

5月…のはずですよね? 寒い日が続いていますね。皆さん、お元気ですか? トレパ「室長」・岡田です。

同僚がダウンジャケットを着ているのを見て、自宅の模様替えコンプリートを後悔してしまいました。

皆様、お風邪など召さないように、ご自愛ください。

 

さて、5月1日に、Oculus(Facebook傘下)から『Oculus Go』が販売され、いきなり日本からでも注文できるようになりました!

https://www.oculus.com/go/

 

なんと!32GBのストレージのタイプで23,800円(配送料含む)、64GBのタイプでも29,800円!オールインタイプとしては破格の安さです。Facebookの本気度がうかがえます。

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GearVRが、スマホ必須ということを考えると、Galaxyの機種とGearVR を合わせて購入すると中古でも5万円を下回ることはないと思います。

 

そう考えると安い!…とはいえ、いちおう家庭を持つ身となったので、衝動買いはできない…

そこで、来月にくる私の誕生日プレゼントについて妻に相談。

 

欲しいものがあるんだけど…(でも、VR機とか、『はあ?何に使うの?』とかって叱られるかなあ…)」

それ、欲しいの?じゃ、買おうか?」(アッサリ)

 

え?そんなに簡単に攻略できるの?と驚きつつ、やはり最新のものはすぐに手に入れたいので、交渉し、10分後にはポチりました。

で、一週間弱で到着!

 

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さて、ここで皆さんに一つ問いたいです。なぜ、私はOculus Goを買ったのか?

 

こう尋ねると、大抵の返答は

 

「岡田が新しいもの好きだから」。

 

いやいや、それは「半分正解」!でも、残り半分は、このOculus GoにVR普及の可能性を感じたからです。もちろん、価格面でもそうですが、機能も申し分ない。普段使いのVRデバイスとして、やっと市民権を得るに足るものが登場した感があります。

 

さて、ここで「普段使いのVR」というテーマについて考えてみましょう。

 

2016年が「VR元年」と言われながら、まだまだ「普及期」になっていません。

では、普及するためのポイントは何なのでしょうか。

 

まず、使われる場面でいうと、以下の3つでキラーコンテンツが出てくることだと思います。

①メディア

②教育・研修

③コミュニケーション

 

例えば、今ではテレビは普通に家にあります。しかし、映像メディアを歴史的に見ていくと、

ア:「映画館」

イ:「テレビ」※店頭や家で大勢で見る

ウ:「テレビ」※個人用

という流れがあり、いきなり個人向けのテレビには推移しませんでした。段階があったはずなんですね。

VRの場合、「没入型」と言われるように、多くは個人ユースになりますから、「イ」については考えなくていいでしょう。

 

現在、VR ZONE SHINJUKU(https://vrzone-pic.com/)に代表されるようなVRのテーマパーク・シアターは増えてきています。

このようなテーマパーク型は、上記で言えば「映画館」に相当します。

私も映画館が好きでよく行くのですが、やはりメディア体験としてのクオリティは家庭用テレビとはちがいますよね。つまり、VRテーマパークは、VRが普及した後も、その大掛かりな仕掛けによる体験のクオリティという魅力から、しばらくは必要とされると思います。

一方で、メディアとしての個人向けVRも台頭してくると私は考えます。

例えば、サッカーのヨーロッパ選手権や、今年4月22日に仙台で行われた羽生結弦選手たちのパレードでも、OZO(http://www.mitomo.co.jp/products/nokia-ozo/)やInsta360pro(https://hacosco.com/insta360-pro/)といったハイエンドの3D VRカメラが導入されていました。

つまり、「撮影済み」。あとは、それをどのように配信するかです。

現在、確かにまだ配信したとしてもそれを受け取るユーザー側がなかなか揃わないのですが、録画しておいたVR映像をアーカイブで楽しむ時代が来ると思います。また、Netflixをはじめ、Oculus Goに対応したものも出てきています。このあたりについては、通信会社さん、映像配信会社さんに今後も期待します。

 

さて、もう一つの主軸である「教育・研修」です。

「普段使い」ということでいうと、家庭でメディア以外でVRを使う可能性として、「教育」(この場合は「学習」)が挙げられます。

例えば、今まで可視化できなかった教材を可視化するようなコンテンツがあれば、家で家庭学習をする際に普通にVRを使うのではないでしょうか。例えば、手話やプレゼンの勉強にDVDを見るように。

・竜巻の渦のでき方

・電気や磁界

・音の伝わり

・津波のシミュレーション

etc.

このような自然科学に関するコンテンツがあり、日常的に学習の理解に効果を及ぼすのであれば、家庭でDVDプレーヤーを購入する感覚でVRのヘッドマウントディスプレイ(HMD)を購入することも考えられます。

もちろん、自然科学だけではなく、歴史教育や文化教育、詩や短歌・俳句が表現する情景描写や、美術という学習でも使えると思います。

HMDが13歳未満は健康上の理由で対応しにくいということはありますが、海外ではそんなこと気にせず学校とかで使っています。少なくとも、抽象度が高い教科内容である(つまり簡単には実験ができない)中高大ではもっと利用されるべきですね。

 

③のコミュニケーションも、普及のための大きなポイントかと思います。

特にコミュニケーションとして遠隔地の人たちとの「深い」交流ができるのであれば、遠距離恋愛の皆さんには福音ですよね!

これに類するサービスとして、移動ができない祖父母が孫娘の結婚式にVRで視聴するというものがあります。なかなかいいサービスですよね。

特にFacebookはここに力を入れていますね。Oculus GoでFacebookアプリを起動させてみましたが、普段よりも深いつながりができそうな予感がしました。

 

デバイスとして、Oculus Goは価格面、機能面で現状、普段使いVRとしては最適です。今後、企業研修などでも使われていくことでしょう。

・オールインワンなのでケーブルレス

・意外と内蔵スピーカーの音響が良い(臨場感がある)

・Wifi接続で一斉に同じコンテンツを見ることもできる

・スマホを入れるなどの手間が不要(セットアップ以外では、電源ボタンだけですぐVR)

 

そう考えると、研修用として大量購入しても価格的に見合うものですし、福利厚生としてランチ休憩に映画を見るなどもできるので企業でいくつか事務所に置いておくことも考えられるかと思います。

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コスパ最強のOculus Goですが、それでも「高い!」とおっしゃる方には、こちらをお勧めします。

https://rocketnews24.com/2017/08/09/937811/

100円shopで購入可能なVRゴーグルです。スマホさえあれば大丈夫!

 

デバイスもそろってきました!そろそろ、教育やコミュニケーションのコンテンツが求められます。

VRの特性も分かりつつ、教育効果が高いコンテンツとは何かを追究するコンテンツデザイナーが必要ですね。

 

ご用命はデジタル・ナレッジまで! EDIXにも出展しますので、弊社ブースまで是非お越しください!

https://edix2018.tems-system.com/eguide/jp/details?id=101

 

 

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About 岡田 健志

デジタル・ナレッジ「トレパサービス推進室」にて、AIを使った英語アウトプット型トレーニングサービスを担当。AIやVRなどの最新技術を教育に適用することを日々考えています。 スイーツ好きの、のほほん関西人。東京はまだまだ不慣れ。