Author Archives: 吉田 自由児

About 吉田 自由児

ヒゲこと、株式会社デジタル・ナレッジ 代表取締役COOの吉田がお届けします。 弊社関連の情報だけでなく、eラーニング周辺の話題についても触れます。

KnowledgeClassroomのカスタマイズ性

皆さん、こんにちは。

ようやくお屠蘇気分が抜けて、さあ仕事だと気合が入っているところです。

ところでお屠蘇というと、最近我が家ではお屠蘇に「赤酒」を入れるようにしています。
赤酒とは、熊本県に古くから伝わる地酒で、その名の通り、うっすらと赤みを帯びてます。
カテゴリとしては「灰持酒」というものに分類されるらしいです。
通常のお酒は、腐敗を防ぐために火を入れて殺菌するところを、「灰持酒」は灰を入れて腐敗を防ぐというアプローチをしたものらしいのです。

そのまま飲むというより「みりん」の代わりに使う料理酒としての使用がポピュラーですが、お屠蘇に加えるというのもポピュラーです。

まろやかで深みがあって、なかなかおいしいですよ。
是非来年のお正月には、「赤酒」を加えてみてください。

閑話休題。

 

さて、今回は、KnowledgeClassroomのカスタマイズ性について話をしてみたいと思います。

デジタル・ナレッジでは、従来よりパッケージ商品をベースにしたカスタマイズを数多く手がけてきております。これはお客さんの多くがハイエンドなニーズを持った方が多く、ありきたりのパッケージでは飽き足らず、独自の学習メソッドやコーポレートカラーやサービスの統一感を出すためのデザインを組み込んだり、他のシステムとつなぎ合わせたりするためにカスタマイズをするケースが多いことによります。

それはそれで結構なのですが、ただ一度カスタマイズを加えると、パッケージがバージョンアップしてもパッチを当て難かったり、そもそもカスタマイズに対する労力も結構なものでした。

KnowledgeClassroomを開発するにあたり、この問題を何とかクリアしたいなと思って設計したのが下記の考え方です。

 


 KnowledgeClassroomの機能は「基幹システム部」と「ガジェット」からなります。機能はガジェットで開発されているのですが、このガジェット、弊社で開発したものをご利用いただくだけでなく、独自にカスタマイズガジェットを作りこんでそれを利用することもできます。

 このカスタマイズガジェットを活用することにより、KnowledgeClassroomのパッケージ部分に手を加えることなく機能拡張が可能です。これによりかなり柔軟性の高いシステム開発を行なうことができます。

 また、画面インタフェイスは「デザインテンプレート」で設定されています。
 弊社のデザインテンプレートを利用いただくこともできますし、独自デザインを追加したテンプレートを作成いただくことにより、色合いやデザインをお好みに調整することもできます。

 他のシステムとの連携。これもカスタマイズではよくあることです。他のシステムに受講者情報があって、これをeラーニングにも登録させたい。LDAPなどを使うまでもないけど・・・ こういうニーズって結構あります。
 これに対応するために、各種APIを提供し、他のシステムからの利用できる口を用意しております。

 

 まとめると、下記のポイントになります。

 
    • KnowledgeClassroomは機能をガジェットで提供しており、カスタマイズにより独自ガジェットを追加することも可能です。これによりお客様のニーズにあった機能を容易に追加することができます。
 
    • 画面デザインはデザインテンプレートで設定されており、各種テンプレートを利用いただけるだけでなく、独自デザインを設定することも可能です。
 
    • 他のシステムと連携することも予め想定されており、他システムからの受講者情報連携などをAPIを経由して行なうことも可能です。
 
 余談ですが、eラーニングの教材作成・実際の受講・管理などを行なうLMS/LCMS環境である”KnowledgeDeliver“は最新版5.0KnowledgeClassroomの兄弟分にあたり、KnowledgeClassroom + KnowledgeDeliverを併用することにより、従来のeラーニング学習とクラスルームでの学習をシームレスに提供することもできます。
 
 今もほとんどの導入企業先ではKnowledgeClassroom + KnowledgeDeliverのあわせ技です。
 
 1月22日に開催されるセミナーでも、このあたりの話を致しますので、ご興味のある方はエントリーください。

サイト移転

先の投稿でも書いておきましたが、当サイトはお引越しをします。

新URLは下記の通りです。
http://blog.study.jp/e-learning/
リンクを貼っていただいている方、ブックマークを設定いただいている方、
お手数ですが、変更をお願いします。
どうぞ引き続きのご愛顧のほど、宜しくお願い致します。

あけましておめでとうございます/サイト移転

皆さん、新年明けましておめでとうございます。

 

昨年は政権交代をはじめとする変化の年、漢字能力検定さんが年末に発表した2009年の漢字は「新」でしたが、我々デジタル・ナレッジ プラットフォーム事業部も「新」にふさわしい変化の年でした。

従来、デジタル・ナレッジのeラーニングのプラットフォームシステムは、ここ数年の間、
学校向けのKnowledgeUniversityと、LMS/LCMSの統合システムKnowledgeDeliver
の2つを提供してましたが、2009年の秋から新しいパッケージ、クラスルーム型学習のプラットフォームシステムであるKnowledgeClassroomをリリースできました。

単にリリースしただけでなく、年末からサービスを開始されましたNTTナレッジ・スクウェアさんのN-Academyをはじめ、続々とご導入いただく企業さん、学校さんが増えてきております。

この3月、4月の新学期からはさらに複数の企業さん、学校さんで導入するべく、準備を進めているところです。

 

昨年一年を通してみていると、eラーニングが「コンテンツ中心」から「指導や学びの場中心」にシフトしていっているのを感じます。

以前だと「コンテンツの内容やクオリティが勝負」という傾向でしたが、だんたんと「指導」や「継続学習するための仕組み」や「コミュニティーを円滑に行なって情報連携する仕組み」などにシフトしていっている感じがしてます。

これを学校にたとえると、今までは教科書の品質にこだわっていた状態から
先生の質や時間割、教室の設備や席の配置までをも気遣ったような感じでしょうか。

一般の学校ではこういうポイントも考慮に入れて成果を追求しながら運営を行なっていますが、
eラーニングも、ようやくその段階にきたということでしょうか。

今年もそういった観点から、従来の手法にだけこだわらず、成果を発揮できる「学びの場」をネット上に作り上げるという流れを広げていきます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

さて、これまで「プラットフォーム事業部便り」として細々と運営しておりました当ブログですが、
出世いたしまして、デジタル・ナレッジ全体のブログとしてリニューアルされることとなりました。

新しいブログのURLは下記の通りです。

http://blog.study.jp/e-learning/

ブックマークやリンクを設定いただいていた方は、大変お手数ですが、新URLへ変更いただけますでしょうか。

これまでの「プラットフォーム事業部便り」の記事もそのまま移行されますし、私の投稿も引き続き行なわれますが、
私以外に、弊社の代表取締役「はが弘明」に教育やeラーニングへの想いのたけを語ってもらったり、他のスタッフからの全体的な記事やお知らせも記載される予定です。

 

この「プラットフォーム事業部便り」はこれで最後ですが、出世し、新たなブログへ移行します。
新しいブログに移行しても、これまで以上にお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。

操作研修 / Twitter埋め込み

皆さん、こんにちは。
昨晩はクリスマス・イブでしたね。楽しいひと時をすごしましたでしょうか?

うちの事業部では、昨晩はイブだというのに、22時ぐらいまで過半数の人が残って仕事してました。
年末忙しいからとはいえ、クリスマスイブぐらいは・・・ と思ってしまいますね。
・・・まあ、それを目撃していた私も、人のことはあまり言えないのですが・・・

そんな状況を見かねて、某取締役からクリスマスケーキとシャンパンが振舞われました。
ごちそうさまでしたー みんなでおいしくいただきました。

 

さて、今日はナレッジデリをご導入いただく会社さんに操作研修を行なってきました。

プラットフォーム事業部の「サービスチーム」がお客様のサポートや運用業務を行っているのですが、操作研修もサービスチームのミッションです。

リニューアルされた『ナレッジデリ』はコースの概念が加わったり、ちょっとしたシーケンシングを行なったり、CSVでの管理が強化されたり、テストの出題条件が多様になったりと、前のバージョンより大幅にバージョンアップしてます。そのため説明するのも結構大変で、まず概念や受講者Viewから説明をし、それから受講登録、教材作成、教材登録、運用などを説明したり実際に触ってもらったりするのですが、今日はトータルで6時間・・・ まあ実にみっちり時間を取っていただきました。

それでも「もうちょっと運用のこの部分を伝えたかったなぁ」とか「ちょっと駆け足だったかなぁ」と反省しきりです。

今日の方々は皆さんとても理解されており、PC操作にも慣れていらっしゃるのでとてもスムーズに進めることができました。いろいろなご質問も頂き、とても有意義な研修でした。

 

ここからお客様ご自身で教材作成をしたり運用業務を行っていただくので、とても大切なフェーズです。皆様もeラーニングをご導入の際は、システムのスペックや開発だけでなく、この操作研修や、運用設計などをあらかじめ考慮に入れておくことを強くオススメします。ご担当者だけでなく、今後システムに触れる周辺の方にも、考え方や操作方法を知っておいていただけると、その後の進め方が変わってくるので、是非ご活用ください。

 

 

さて、まったく別件なのですが、以前から開設しているDKプラットフォーム事業部のTwitterをこのブログに埋め込んでみました。

この記事の右側⇒
にtwitterの最新の発言が見えるようになってるかと思います。

どうぞこちらもごらんいただき、よろしければフォローしてやってください。

引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

さて、もう25日、2009年も残すところ1週間を切りました。
既に仕事納めという方もいらっしゃるでしょう。
弊社では来週月曜日の28日まで営業しております。
(一部サポートセンタはもう少し長いケースもありますが・・・)

 

メリークリスマス! & よい年をお迎えください。

 

PS)そういえばtwitterといえば、今日はソフトバンクの孫さんのtwitterデビューが話題になってましたね。ついでに、鳩山総理の偽twitterもお騒がせしておりましたが・・・

いまさらiPhone

皆さん、こんにちは。

昨日、12月20日がデジタル・ナレッジの設立日でして、毎年恒例の設立会を行ないました。
といっても今年は当日が日曜日だったので繰り上げで18日(金)に開催しました。
お昼からおいしいものを食べたりお酒を飲んだりと、和気あいあい楽しいひと時でした。
それにしても昼間からのお酒は酔いが回りますね。
1995年12月20日に産声を上げたデジタル・ナレッジですが、
青山に事務所を開いたのが翌年の2月1日です。
実は私はその当時、面接を受けてアルバイトとして入社したのです。
それがいつの間にかずっと居ついていたりします。人生どうなるか分かりませんね。
あれから14年ですか・・・ 月日はあっという間に流れてしまいますな。
その当時、会社で使っていたマシンは全部Macintoshで、
皆でMacに向かって開発をしていましたし、受講環境はMacオンリーでした。
なにせ95年ですから、Windows95が出たばっかりの頃で、
これからWindowsが広まるな、というタイミングでした。
ちなみに再び私事ですが、
アメリカでのWin95の発売日および日本での発売日当日、それぞれ現場におりました。
時代が変わりつつあるのを感じていたものです。
さて、そんな環境も、皆さんご存知の通り、クライアント環境に於いてWindows一辺倒になっており、
今はMacが盛り返してきてはいますが、やはりデファクトスタンダードはWindowsでしょう。
そんな中でもスマートフォンのデファクトスタンダードと言えば、今ではiPhoneだと思います。
スポーツセダンのメートル原器がBMW3シリーズであり、各自動車会社がスポーツセダンを作るときに必ずBMW3シリーズをレファレンスするように、今ではスマートフォンを語るとき、あるいは開発するときに、iPhone抜きには語れないと思います。
そんなiPhoneですが、うちの代表は当初からのへヴィーユーザでして、いついかなるときも、パカパカ(というより、チョンチョンですかね?・・・微妙な擬態語ですなぁ)いじり倒していますし、うちの社内でも結構な数の人がiPhone持っています。
私もMac歴17年ほどで、仕事はともかく自宅ではMacしか使わないという、筋金入りのAppleユーザですので、iPhoneのひとつやふたつ、もっててもおかしくないのですが・・・
しかし、今まで持ってなかったんですよね。
というのも、家庭内稟議が厳しくて・・・
ところが、どういう風の吹き回しか、今政府で進めている事業仕分けより厳格な家庭内稟議が先週通っちゃったのです。
おおおおおお!!
というわけで、今のDocomoさんの携帯に加え、iPhone 3GSがポッケに収まってます。
すごいですね。想像以上です。
これまでも携帯はもちろん持っていたし、iPodも持っていたのですが、その二つを組み合わせるだけの価値だけでなく、アプリを持ち運べるという発想。3GやWi-Fi環境下でネットワークごしのサービスが受けられるという利便性。操作性の良さ。レスポンスの良さ。
こういうものにいちいちしびれてます。
うーん、周りがハマるのも分かるなぁと痛感しました。
eラーニングへの活用・・・他社もやられていますし、うちの会社でもいろいろ試作したりしてますが、これはツールとしてはコンテンツプレイヤーというより、最新情報や学習情報を整理して伝えたり、ちょっとしたことをメモして集積させておくとか、クラスルーム・コミュニケーションに使ったほうが良さが生きる感じがします。マルチメディアばりばりじゃないほうがいいんじゃないかなと。
普及率の問題や提供する年齢層の問題はありますが、なんか考えてみたいなぁと思わせます。
ところで、iPhoneを手に入れるずっと前にSDKをダウンロードして、Objective-Cでいくつかアプリを作ってシミュレータで遊んでいた私は・・・ まあ物好きといえば物好きですが、アホですな・・・・