Yearly Archives: 2008

チャットのモックアップ完成

みなさん、こんにちは。

秋が深まり、気温もぐぐっと低くなってきましたが、お元気でお過ごしでしょうか?

うちの事業部も季節の変わり目で体調を崩す人がおりましたが、早めのケアでなんとか持ちこたえてます。皆さんも、どうぞご自愛くださいませ。

 

さて、先日お伝えしたライブ配信システムの機能追加でひとつ山場を迎えてます。

従来からリリースしていたVideoOptionにチャットや理解度ボタンやクイズを追加して、遠隔授業をよりスムーズかつ便利に(そして楽しく)学習してもらおうというのが、ひとつの趣旨なのですが、このモックアップが完成しました。

ちょっとだけ技術的な話をすると、今回はCometという技術を使ってます。

Comet・・・初めてお聞きになる方もいらっしゃるかと思いますが、 簡単に言うと、サーバ上でイベントが発生したときにクライアントにレスポンスをプッシュできる技術です。各受講者がチャットに書き込みを行ったとき、そのレスポンスを各クライアントがサーバに取りに行くのではなく、サーバにイベントが発生した時点でクライアントに配信できるので、無駄なリロードなどの処理も不要で、サーバ負荷もかけずに効率よくやりとりができるというものです。

詳しくは検索するといろいろでてきますので、そちらを参照ください。(例:Wikipediaの解説

 

うちの会社でCometを使うのは今回が初めてでしたが、わりとスムーズに利用でき、チャットのモックアップの仕上がりもまずまず実用的です。

まだ製品版に持ち込むためにはいくつか課題が残ってますが、今のところ「使える」技術だなぁと感じてます。なにより従来の方式に比べて、チャットがほぼ遅延なく、スムーズに反映されるってのがいいですね。

計画だと、まず今月中にこのCometを利用したチャットのモックを作成し、検証OKであれば、他の機能にも組み込んでいくという流れですが、今のところオン・スケジュールで進んでます。

乞うご期待

 

さて、まったくの余談ですが、先週の土曜日はうちの会社の合宿でした。

「合宿」はこの時期の恒例行事になっており、社員全員で集まって課題に取り組んだり、チーム対抗でゲームをやったりするものです。

ただ今年は「合宿」と言っても泊まりがけでなく日帰り、おまけにメイン会場が会社だったので、それでは「合宿」とは呼べないというご意見はごもっともです(笑) が、便宜上うちの社内では「合宿」と呼んでおります。ややこしいですね。

その「合宿」の中で、各事業部の発表というのがありました。これは会社のリーガルな発表会とは違い、各事業部のスタッフが「面白おかしく」事業部を紹介するというものです。

各事業部の発表を聞いて皆で投票し、成績上位のチームには豪華景品がありますという触れ込みで、各事業部とも力を入れて準備してました。

各事業部かなり凝ったつくりをしていて、さすがーーと感心しながら楽しく発表を見ていたのですが、さて、我らがプラットフォーム事業部の発表・・・ 

なんと2位! を獲得しました。いやー よかったです。うれしいです。

景品はグルメ券3万円相当。仕事の合間に「どこに食べに行くか」と相談中です。なんせITベンチャーなので、皆の意見を収集するのもWebサービス上で実施したりしてます。

いまのところ「もつ鍋」が最有力候補です。もつ鍋、おいしそうです。

新製品を計画中です(AMSとライブシステム拡張)

みなさん、こんにちは。

 

さて、私たちデジタル・ナレッジは常に最新/最高の学習効果を実現するeラーニング環境を提供するために、既存商品のメンテナンスだけでなく、新しい商品も順次リリースしております。

(通称、eラーニングーといいます。グーが太字かつ伸ばすところがポイントです。由来は・・・きかないように 笑)

 

今、2つのプロジェクトが始動してます。

 

ひとつめはAMSというシステムです。

これは、学習効果を上げるために従来人が行っていたメンタリングの考え方がありますが、これをできる限り自動化しようというものです。

たとえば、

  • 「試験開始2日前に復習を促すと成績があがる」とか
  • 「成績優秀者には別のコースを案内しよう」とか
  • 「あんまりログインしてない人には上司にメール出してお尻をたたいてもらおう」とか

そういうメンタリングを行う上でのノウハウってありますよね。これらをシナリオ化しておき、自動的にメンタリングを行えたらよいと思いません? そうしたらそのシナリオが資産になると思いませんか?

従来も似たようなシステムはありましたが、これを徹底的にやってしまおう、という発想です。

 

そしてもうひとつは、ライブシステムの指導部分の強化です。

デジタル・ナレッジでは、現在2種類のライブシステムが稼動中です。

ひとつは、板書を中心としたライブシステムで、通信制大学さんなどで多くの稼動実績のあるシステムです。学生からのフィードバックや指導についてはなかなか良いと好評ですし、板書やPowerPoint資料を中心とした授業を行う上では最適です。これはLiveNow!と呼ばれている商品です。

 

もうひとつは、より鮮明な映像を複数チャンネル送れるライブシステムです。これを便宜上VideoOptionと呼称してます。

たとえば1つのカメラで講義風景を、もう1チャンネルで講師PC画像をそのまま送信することによってライブでPC操作研修を行ったり、鮮明な映像が送れることを活かし、黒板の板書をそのまま送信したり、機器の操作などの映像を送れるというものです。

これ、使ってみると結構便利です。

 

ただし、この2つのライブシステムには一長一短があり、たとえば、VideoOptionは「如何にハイレゾの映像を送るか」ってところに特化しており、LiveNow!に搭載されているような理解度ボタンやクイズ、チャットなどの機能がなかったり、あったとしても不十分だったりしてます。

そこで、今回はVideoOptionにLiveNow!のいいところを取り入れようというわけです。

簡単に言うと、そういうプロジェクトです。

 

この2つのプロジェクト、いずれも11月末~12月にかけて皆さんに正式にご案内できるかと思います。それまで、このblogで状況などをお伝えしますのでどうぞお楽しみに。

 

じつはこれらプロジェクトには裏目的があって、今回はいろいろと新しい技術にチャレンジしようと思ってます。最近WebサービスではAJAXに代表される、数多くの新技術が使われてますよね。その中のいくつかを取り入れてみようとしてます。技術者としてはこういう新しいモノには感心がありますし、そこで開発効率が上がったり、今まで実現できなかったことが実現したり、より安定化したりすると素敵です。

さらには統合されたシステムではなく、モジュールの考え方というのが最近のトレンドですが、いろいろな他サービスのいいとこ取りをするという発想は実にWeb的で面白いと思います。昨今のGoogleのモジュールを見てると技術者として夢を感じます。

そういうモジュール化の一環でこの2つのプロジェクトは始まってます。

 

これからリリースまでの間、開発者はぶっ通しで開発にかかるので結構ハードですが、我々の思いを具現化し、多くの方が便利にそして喜んで使っていただけることを想像しつつ、楽しく乗り越えていきます。

 

それまで皆さん、どうぞお楽しみに!

はじめまして

みなさま、こんにちは。どうもはじめまして!

このたび、eラーニングの専門企業(株)デジタル・ナレッジのプラットフォーム事業部でブログを開設することになりました。

 

デジタル・ナレッジは1995年の創業以来、13年間に渡ってeラーニングをずーーっと手がけてきた会社なのですが、旧来eラーニングで広く利用されているクラシカルなLMSの提供だけでは真の学習効果は発揮できないのでは? という思いを抱いております。

単に出来合いのパッケージの封を切って適用しただけで、本当に学習効果の高いeラーニング環境が提供できるのかな? というのが疑問です。そういうわけで、他とはちょっと違った視点でeラーニングに取り組んでおります。ベンチャーならではのアプローチです。
(もう13年もやってますので、時々「老舗のベンチャー」という、不思議な表現をされる場合もあります 笑)

これまでも実際の教育現場のニーズに耳を傾け、学習効果や使い勝手を考慮し、どなたでもコンテンツが手軽に作成でき学習できるLCMS、遠隔地でも場を共有できるライブ配信システム、バーチャル大学をネット上に実現する仕組みなど、クラシックなLMSの概念を超えた商品をリリースし、広く皆様にご活用いただいております。

 

我々「プラットフォーム事業部」は、そんなデジタル・ナレッジの中にあって、まさにこの新製品を企画し開発・リリースを行うというミッションを持って日々活動している事業部です。パッケージを開発するパッケージチーム、サーバ構築や運用を行うサーバチーム、お客様のサポートを行う運用チームもあり、総勢10名ほどの所帯で日々業務を行ってます。

「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだっ!」
というセリフ通り、この事業部はまさに「現場」ですんで、そりゃもう毎日いろんなことがあります。

 

このブログの主目的は我々の考えていること、計画していること、活動していることを皆さんに知ってもらうことにあります。が、時折は我々の日々の活動を生々しくお伝えしたりすることもあるかな、と思っております。

他にも、我々が注目している技術やトレンドについても紹介できたらなぁと思っております。

 

といわけで、この「プラットフォーム事業部便り」を開設します。

どうぞ皆様のご愛顧を、ひらに、ひらに、よろしくお頼み申します。