ダッシュボード機能を搭載予定

By | 2017年5月26日

昨日のAI英会話教材オーサリングツールに続き、今回もEDIXに出展した、ほやほやの機能を紹介します。

弊社は2年前にAnalytics+をリリースし、教育ビッグデータを分析し活用するラーニング・アナリティクスのサービスを開始しました。当時のリリースの経緯はこちらのblogをご覧いただくとして(やや脱線した内容ですが、当時の状況を正しく伝える記事です)、おかげさまで利用者も増え、だんだんとラーニング・アナリティクスが普及しているのを感じています。

Analytics+は、現在はスタティックなグラフとして全30カテゴリ62種類を出力し、それ以外にもインメモリでリアルタイムにパラメータをいじりながら出力できる可視化ツールも用意しております。

Analytics+画面例

 

とはいえ、(作った本人が言うのもナンですが)Analytics+ってマニアックなんですよね。分析がお好きな方や深く調べたいと言う方には非常に刺さるんですけど、ぱっと見で全体を把握したり、分析や統計の知識のない方が前知識なしに把握するにはちょっと難易度が高いのです。

 

その反省を踏まえて今回リリースするのがDashboard(ダッシュボード)機能です。

事前知識がさほどなくても、ぱっと見でわかる、学習の全体状況が把握できると言う観点で作ってみました。

Dashboard機能その1

Dashboard機能その1

Dashboard機能その2

Dashboard機能その2

 

上記、画面例をご覧いただければ大体のことがおわかりいただけるかと思いますが、受講者数や学習状況、成績情報などのデータを集計して可視化したグラフや数値が1画面に並んで表示されると言うものです。先ほどのAnalytics+よりわかりやすいし、何より画面切り替えずに一目でわかりますよね。

利用イメージでいうと、教育担当の方が毎日この画面をチェックして全体の進捗を把握されたり、責任者や経営者の方へのレポートに供されることを想定しております。

がっつりと分析をするのではなく、さっと全体像を把握する・・・ この機能を設計するのに、私は「At a Glance」(一目で)をキーワードにし進めました。

ちなみに若干裏話をすると、社内で世間話をしててDashboardってあるんじゃない? という話になって、私が一晩でコンセプトや仕様をまとめ、それを元に弊社のラーニング・データサイエンティストが可視化ツールを週末に選定し、別のラーニング・データサイエンティストが週明けからノリと勢いでモックを作り、弊社デザイナがデザインを当てました。こういうフリーハンドの開発って楽しいです(笑)

(本筋とは全く関係ありませんが、Dashboradを表示する際、グラフがアニメーションで動いて表示されます。細かいことですけど、コダワリだそうで)

 

こちらのDashboard機能は、さらに作り込み・調整をした上で、次のKnowledgeDeliverの新バージョンVer.6.5から標準搭載される予定です。ナレッジデリにもバージョンアップされる予定です。

可視化の範囲はユーザさんの声を反映し拡張していきますし、全体だけでなく各階層/グループや教科ごとの分析も追加していきます。

 

P.S. ダッシュボードというと(当ブログ記事のアイキャッチ画像もそうですが)車のダッシュボードを思い出します。車のダッシュボードで最も好きなのはランチア・デルタ・インテグラーレのダッシュボードです。こんなのとかこんなの。この車はランチアデルタというハッチバックのファミリーカーをレース用のホモロゲーションモデルとして4WD化した高性能カーで猛烈にラリーに強かった車です。ちなみに日本車でラリーに強い三菱ランサーエボリューションやスバルのインプレッサ WRX STIは、ランチアの影響を色濃く受けて誕生したモデルと言えるでしょう。

 

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