大学院入学準備【新卒社員Hの英国留学奮闘記】


こんにちは!平田です。

イギリスでは、10月31日のハロウィンに引き続き、11月5日のガイ・フォークス・ナイトに向けてロンドン中のあちらこちらで花火があがっておりました。毎年、ハロウィンよりも盛り上がるようです。ちなみに、ガイ・フォークス・ナイトについて気になる方は、映画「V フォー・ヴェンデッタ」 を御覧ください。某ハッカー集団「アノニマス」のお面でも有名ですね。

前回の記事 英国生活のはじまり【新卒社員Hの英国留学奮闘記】では、イギリス入国時から現在までの生活の現状について記載してきました。

今回は、イギリス入国時から現在までに学んだ内容や環境について記載していきます。

 

■大学院準備コースの紹介
現在、私はUCL Institute of Education (IOE) MA Technology and EducationのKnowledge Labに所属しております。

• Knowledge Lab
knowledgelab

しかし、イギリス入国時の6月から9月までは、UCL Institute of Education (IOE) Preparation for Academic Studies in Higher Education (PASHE)コースという大学院準備コースで論文の書き方を主に学習していきました。

週5日間、授業と有名教授のレクチャーに出席する必要があります。
出席率が80%を下回ると、VISAが延長できなくなります。

また、コース終わりにテストがあるのですが、ある一定の点数を取れないと
入学許可を取り消されてしまいます。20%ぐらいの学生が落ちると言われています。私の何人かのクラスメートだった方は、何処かに行ってしまいました。
私もギリギリの点数でしたので、常に緊張感をもって日々過ごしております。

• IOE メインキャンパス

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主に、非英語圏(韓国、日本、中国、キプロス、インド、トルコ、ギリシャ、アフガニスタンなどなど)の国々から学生が入学しております。

学生のバックグラウンドは多種多様です。
例えば、教員、官僚、デザイナー、実業家などなど。

また、ほとんどの講師の方々は、日本人にはあまり聞き慣れないTESOLという修士号をもっております。
TESOLは、Teaching of English to Speakers of Other Languagesの略です。

ざっくり言うと、TESOLは教員免許の英語に特化した世界中で認定を受けている資格というイメージがしっくりくるかと思います。

ちなみにですが、IOEはTESOLをつくった大学だとも言われています。詳細は、今後のいずれかの記事にて記述させて頂ければと思います。

 

■大学院準備コースの授業内容について
さてさて、授業内容ですが、基本的には日本の大学院生であれば知っているよう内容になります。

例えば、リテラチャーレビューやクリティカルレビューの書き方、ビブリオグラフィーの作り方、引用の仕方や、セミナーの仕方、リサーチメソッド、APAスタイル、ハーバードスタイルなどなどです。

その中でも特に私個人が苦戦し、徹底的に教えて頂いた内容がイギリスの学問の良し悪しの規準になります。

読者にとって分かりやすく、具体的に記述できているかどうかが良し悪しの規準になります。アイデアよりも記述の仕方を評価しているというイメージです。

そこで、アジア人の学生は、アイデアの量と質にこだわって小難しいアイデアの羅列になる論文を書く傾向にあるというのが、講師の方々の見解のようです。

一方で、イギリスの論文を読んでみると、どうしても浅い内容が長く細かく記述されているように感じてしまうときもあります。

そのため、私は新書や文庫本に慣れしんでいるというのもあり、教科書が無駄に分厚いかなと思ったり、思わなかったりと。そもそも、教科書に限ったことではなく、イギリスでは新書・文庫本サイズの書籍はあまり見受けられません。

• 授業で利用したテキスト
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• 授業風景
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■大学院の図書館について
UCLには、複数の図書館があちらこちらに散在しております。

ですが、私はまだ一度も本をかりたことがありません。というのも、授業に必要な多くの論文はPDF化されており、UCL図書館のデータベースにアクセスしてダウンロードできるからです。

 

• UCL Library (私がよく使う図書館になります。)
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また、司書さんの役割も学生にとって、日本の学生と少し異なるかと感じています。

例えば、論文書き始めの一文の引用元が見つからないときや、そもそもどうやって書けばいいのか分からないときに司書さんがすぐ、学生のもつアイデアや問題点と関連した書籍を推薦してくれます。

私も日本の大学の学部生時代にそういった形で司書さんに助けを求めていればよかったなと思いました。

• Senate House Library (University of Londonの有料図書館)
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■最後に
総評としては、とても有益だったかと思います。
というのも、何人かの学生は、すでに各国にて修士課程を終えてから来ておりましたが、私は修士号を持っておりませんでしたので、全ての授業内容が新鮮に感じました。今後とも、このコースで学んだことが無駄にならないように勉強に勤しんでまいります。

 

【次回】
前回のブログ英国生活のはじまり【新卒社員Hの英国留学奮闘記】に引き続き、イギリス入国時の6月から大学院準備コース終了の9月あたりまでの内容を軸に記載してきました。

次回は、大学院準備コース終了の9月以降のイギリスでの生活や勉強内容を軸に記載していこうと思います。