【西日本支社】西日本支社のご紹介と、第8回「関西eラーニング・トレンド・セミナー」感想

By | 2019年1月31日

はじめまして。世界文化遺産・国宝姫路城のお膝元の姫路出身、デジタル・ナレッジ西日本支社の庄司と申します。

私はこれまで弊社のお客様である大学さんに常駐して運用全般を行っておりましたが、昨年より西日本支社に戻り、お客様へeラーニングソリューションを提供するお手伝いをしております。
今後、弊社の西日本支社に関する様々な情報を発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

私はeラーニングの運用に関しては大学さんでの運用を通して数多く経験しており、導入後の運用については自信があります。ただシステムに関してはまだまだ勉強中の身です。また西日本支社では数少ない女性スタッフでして、私ならではの視点で、皆様に分かりやすくお届けできればと思っております。

まず、弊社の西日本支社について簡単に説明いたします。
デジタル・ナレッジ西日本支社は、大阪の都心部(地下鉄四つ橋線肥後橋駅 9番出口直結)にございます。

大阪を中心とする関西一円はもとより、中部地方、中国地方、四国、九州、沖縄まで、西日本エリアの多くの企業様、学校様からのeラーニングに関する様々なご要望にお応えしています。なお、九州・沖縄・山口県に関しては西日本支社の九州支店がご支援しております。

東京にある本社同様のサービスを提供しており、eラーニングシステム(LMS)の提供にとどまらず、お客様のニーズを徹底的にヒアリングさせていただき最適な教育環境を提供するために個別システムを開発提供したり、教材コンテンツの開発や運用に関するサービスを提供したりと、eラーニングに関するニーズ全般に対応させていただいております。

西日本エリアの皆様でeラーニングに関するご要望がございましたら、訪問の上直接ご説明させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

さて、初回となる今回は、1月18日に開催されました第8回「関西eラーニング・トレンド・セミナー」に参加してきた際に、セミナーの中で今後のeラーニングを検討するうえで重要なヒントをいくつかいただきましたので、その中でも特に重要と思えた4つのキーワードをピックアップし、私が感じたことを含めてお届けします。


※関西eラーニング・トレンドセミナーとは:
日本イーラーニングコンソシアム(通称eLC)が開催する、eラーニングの最新トレンドの紹介や導入ノウハウに関するセミナーです。eLCからの発表はもとより、会員企業の最新サービスや導入企業の事例など、普段なかなか聞くことができない内容が発表されます。
弊社も時折この場で発表の機会をいただいておりますが、今回は弊社からの発表はありませんでした。ちなみに今回は、弊社の西日本支社長である小松が当日の司会を担当いたしました。

◆ピックアップキーワードその1.「アダプティブラーニング」
まずはeLCの会長である加藤様から、ご挨拶とeLCの活動報告、最近のeラーニングの8つのトレンドについてお話がありました。

トレンドとして真っ先に取り上げられていたのが、アダプティブラーニングです。
アダプティブラーニングとは、個々の受講者の学習状況に合わせた学習内容を提供すること、また、その仕組みのことを指します。

現在ではAIなどの技術を活用することで、実用化に向かってきているとのことです。

※以前、吉田がアダプティブラーニングのイベントに参加してきた記事がありますので、ご興味がある方はこちらもご参照ください。

弊社の製品でも、教室講義などを含めたすべての学習状況を採取・記録できるLRS(Learning Record Store)のKnowledgeRecorderや、学習履歴の分析結果を元にアクションを起こすことができる、Analytics+というシステムがあります。

私は昨年まで大学さんでeラーニング運用・学習支援の仕事をしていたのですが、学習ログはあっても分析ができるシステムはなかったため、都度必要なログを出力し、自分達で分析を行い、人海戦術で受講者に対してメールやお電話などのアクションをしなければなりませんでした。
こういう人手による分析や人海戦術による対応にはソフトの技術や知識が必要だったり、人依存になることもあり、結果に誤りがあったり、十分な対応ができなかった際には、もっとこうすればよかった・・・と反省するシーンもありました。

ラーニング・アナリティクスやアダプティブに則ったシステムを活用することで学習状況が簡単に可視化でき、適宜状況に応じたアクションを行えるなんて、運用者にとっては作業および心理的負担が軽減されて大助かりです。受講生にとっても自身の状況に応じたアクションがあると、学習の励みになりますよね。

アダプティブラーニングは運用者の負荷を低減し、受講者にきめ細かいサービスを提供できる、とても素晴らしい仕組みですので、西日本エリアで普及のお手伝いができるよう、より勉強していこうと思いました。

◆ピックアップキーワードその2.「ブレンデッドラーニング」
次に、株式会社プロシーズの吉岡様と株式会社ダスキンのミスタードーナツカレッジ研修室ご担当者様から、プロシーズさんのシステムを利用したeラーニングと従来から実施なさっていた集合研修とのブレンデッドラーニングの活用事例のお話がありました。指示された作業を録画した動画やレポートを提出させるなど、集合研修の予習や復習として、eラーニングを適用なさっているとのことです。

eラーニングを活用することで、受講者が時間や場所にとらわれることなく学習できるうえに、管理者にとっても受講生の一括管理や、事前・事後学習、研修前後のフォローを手厚く行うことが可能になります。

実際の集合研修と組み合わせる(ダブルループ・ラーニング)ことで、より高い学習効果を生み出すことができるとのことでした。

ただし、とりあえず何でもeラーニング化して予習・復習させれば良いというものではないようでして、どの部分がeラーニング化できるかを見極め、集合研修でないと学習効果が発揮できない領域は意識的に集合研修で実施するといった、事前に十分な検討が必要です。そうした検討の結果、事前学習の状況に応じて、集合研修を実施することが可能となります。

ミスタードーナツカレッジさんでは数年単位で研修の計画をなされた上で、プロシーズさんと何が実現できるかをよく相談し、実施しているとのことです。

単なるeラーニング導入をゴールとせず、長期的視野にたった研修計画は効果を最大限発揮するために大変重要です。弊社のお客様でも、eラーニングの導入効果が発揮できているお客様には必ずビジョンがあり、そのビジョンや考え方に則ったシステム・教材・運用が提供されています。そしてそこには必ず受講者目線があります。学ぶ受講者がどのような動機で学ぶのか、そして学ぶ際に学習しやすく、成長を実感できるか・・・ そういう目線で研修を見つめることが大事なんだなと改めて実感しました。

消費者の目に見えない努力があってこそ、常に美味しいドーナツを私たちは食べることができるわけですね。

弊社のお客様でも、ブレンデッドラーニングを導入されている企業様は数多くいらっしゃいます。効果を最大限発揮できることで導入目的が達成できるよう、お客様とご一緒により一層、日々精進しなければ! と身が引き締まる思いです。

◆ピックアップキーワードその3.「マニュアルの動画化」
そして、KIYOラーニング株式会社の福田様より、お客様の活用事例のご紹介とeラーニングのメリットと問題点、活用法や成果を高めるポイントについてのお話がありました。その中でお話されていた一つが、マニュアルの動画化です。

今ではスマートフォンでも十分綺麗な映像を録画することが可能です。
OJTの様子や営業の成功事例など、文字では伝わらない現場の状況を実際に録画してマニュアル化することで、各種のノウハウを蓄積し、幅広く共有することができます。

注意しなければならないのは、学習の目標を明確に定めることと、映像の再生時間を長くしないということだとおっしゃっていました。目標が分からずにただただ長い映像を見ていても、何も頭に入ってきません。

現在は、移動時間や休憩時間など「すきま時間」で学習を進めることができるマイクロラーニングを取り入れているケースが増えてきました。勉強するために長時間の学習時間を確保して気合を入れて学習するのではなく、すきま時間にちょこっと勉強するというスタイルが浸透しつつあります。すきま時間が活用でき、何度でも見返すことができるマイクロラーニングを意識して、マニュアルや教材を作成する必要があります。

弊社のお客様の映像教材の傾向を見ましても、以前は30分~90分程度の映像教材が多かったのですが、最近は数分~20分程度の再生時間の教材がほとんどです。これまで長尺だった教材を改定の際にマイクロラーニング化なさるお客様もいらっしゃいます。

大学の受講者さんからも「授業動画がもっと短ければ通勤時間でも見られるのに」というご意見をよくうかがっていましたので、マイクロラーニング化への流れは必然なのかもしれませんね。

弊社では動画教材の制作も行っており、教材化の経験やノウハウも豊富です。ぜひ皆様が行いたい教育や実現したいことをお聞かせください。ご一緒に進めていきましょう!

◆ピックアップキーワードその4.「eラーニング・トレンド・フェア」
最後に、株式会社テレビ大阪エクスプロ様から「eラーニング・トレンド・フェア」のご紹介がありました。

※eラーニング・トレンド・フェアとは
関西教育ICT展の併催企画として開催している「eラーニング・トレンド・フェア」。関西地域の企業・団体に向けて、eラーニングの必要性、導入・利活用に関する情報発信を続けて4回目の開催を迎えます。
会期:2019年8月1日(木)~2日(金) 10:00~17:00
会場:インテックス大阪

この「eラーニング・トレンド・フェア」の一環として開催される「第4回 関西教育ICT展」に、弊社西日本支社も出展を予定しています。出展詳細が決まりましたら、また改めてお知らせいたしますね。

なお、西日本支社では随時セミナーを開催しています。
次回は2月20日に「eラーニング導入のはじめかたセミナー」を開催いたします。eラーニング導入を検討なさっている方を対象に、90分のセミナーで「最新eラーニングの全体像を把握」した上で「自社・自校にベストなeラーニングの選び方・組み合わせ方・使い方をつかむ」ためのセミナーです。次回の更新では、こちらのセミナーについて紹介させていただく予定ですので、楽しみにお待ちください。

今回は西日本支社のblog開設のお知らせと第8回「関西eラーニング・トレンド・セミナー」の概要をお伝えしました。今後定期的に情報発信していきますので、特に西日本エリアの皆様はときどきチェックしてくださいね!

これから、どうぞよろしくお願いいたします。

西日本支社お問い合わせ
TEL:06-6444-4901
e-mail:dkwest_info@digital-knowledge.co.jp
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