現場での撮影におすすめ、ジンバル (OSMO POCKET/MOBILE)

By | 2019年8月16日

最近は西日本支社や研究員の岡田のBlog更新は盛んでしたが、私がBlogを更新するのは随分久しぶりな気がします。ご無沙汰しております。ヒゲこと吉田です。

今日は8月16日、世の中はお盆期間中で、弊社もサポートセンタは休業中です。弊社スタッフもお休みを取っている者が多いのですが、今日事務所に顔を出すと、通常の半分以下ではあるものの、結構な人数が出勤しています。

私は9連休とはいかないものの、結構お休みをいただき、台風が来る前に子供達を連れて海に行き想定外の潮干狩りでアサリをたくさん獲ってきたり、近所を散歩したりと、そんなに派手ではないものの、休みを満喫しておりました。

そんな連休中にちょっとしたハプニングが起きました。

我が家には今から15年前ほどに製造されたちょっと古いレンジローバがあり、普段の足としてそしてキャンプの相棒として活躍しているのですが、昨日エンジンを切って降りようとすると、ポーンという警告音と共にコンソールパネルの液晶にこんな表示が・・・

車の警告灯、CHECK NUMPLATE LIGHT

車の警告灯、”CHECK NUMPLATE LIGHT”

CHECK NUMPLATE LIGHT・・・ ナンバープレートのライトを点検せよ。

車を降りて後ろに回り込み、ナンバープレートを見ると、確かにナンバープレート上部に2箇所あるライトのうち片方が切れているではありませんか。

このレンジローバは妻のクルマで、購入してから一年ほどで大きな故障が2回、小さな故障が1回起きていて、ボンネットから煙を吹き出したり、エンジンがかからなくなったり、フロントライトが外れたりと、なかなかワイルドな故障っぷりなのです。今回は走行不能までには至っていないので、このくらいかすり傷でさえありません。

ただ、ライトは交換しなければならず、交換方法がわかりません。以前故障した時に探した、車のメンテナンス本で有名なHaynes社の書籍には我が家のモデルとドンピシャの本は存在せず、さらに古いモデルや派生モデル、ディーゼル用しかないのでお手上げ(ディーゼルでもライトの整備は同じでしょうが、でもエンジンが違うモデルの本を大枚叩いて買うのはちょっと勇気がいる)。

さて、どうしたものかとググってみると、交換の様子を撮影したYouTube動画が多数あるではありませんか。数分間の映像を視聴すると交換方法を把握できました。駐車場に戻り手順通りにライトをこじ開けてみるとうまくできそうです。さらに元のバルブをLEDにアップデートするパーツの存在も知り、ネットで注文しておきました。修理に出すと1万円以上かかりそうなところを千円ちょっとの出費で抑えることができそうです。恐らく来週には交換パーツが届き、修理は完了することでしょう。

 

今やこういう交換方法を知るのは書籍じゃなくて動画の時代。Haynes社のマニュアルを手元に置かなくてもYouTubeなどで簡単に動画で知ることができます。それも紙のマニュアルよりわかりやすく。やはり教育やマニュアルは動画の時代だなぁと痛感しました。これは弊社がお取引させていただいているお客様の傾向もそれを示していて、動画による業務マニュアルは今後一層進んでいくと思われます。

私が今回見たライセンスプレートのライト交換の動画を見ていると、撮影者の影が写り込んでいました。よくよくみると、撮影機材はDJIのOSMO POCKETのようです。

OSMO POCKET・・・ コンパクトな動画撮影カメラでジンバル(スタビライザー)が搭載されており、手持ちでもヌルヌルのスムーズな映像が撮影できる優れものです。

OSMO POCKET

DJI OSMO POCKET

近頃テレビ番組で芸能人が手持ちカメラとして利用している多くはコレです。内蔵カメラの画質が良いだけでなく、何と言ってもスタビライザー機能によって手ブレしない滑らかなカメラワークができるのが特徴です。

このOSMO POCKETはカメラ内蔵のモデルですが、DJIからは手持ちのスマートフォンを装着して利用できるジンバル、OSMO MOBILEというモデルも発売されています。

DJI OSMO MOBILE 2

DJI OSMO MOBILE 2

実はコレ、私が私物で持っており、三脚が使えない子供の発表会の撮影などに利用したりしています。下記の動画は私が今年の春に桜の名所、千鳥ヶ淵でOSMO MOBILE2とiPhone Xで撮影したものです。長いので適当に切り上げて再生してみてください。

歩く時の縦振動には弱いところがありますが、それ以外は手ブレせずに滑らかに撮影できているのがおわかりいただけますでしょうか。

ちなみにこのOSMO MOBILEはもうすぐ新製品OSMO MOBILE 3が発売されます。2より値段も下がり(税込13,500円)、コンパクトに折りたため、軽量化し、操作性も向上し、2を持つ身からすると羨ましい限りなのです。2と3とを比較した記事がGizmodoにアップされてますので、そちらを参照いただくと特徴がわかりやすいかと思います。

 

これまでも当blogではGoProを使って動画講義コンテンツが作成できるかの検証の記事を書いたりしてましたが、このOSMO POCKETやOSMO MOBILEはとても利用価値の高い商品だと思います。教室講義を撮影するのであれば黒板に向けて固定した三脚にカメラをセットして撮影するだけで良いのですが、eXラーニングで機材の取り扱いや対応方法を紹介するとなると説明に応じてカメラを動かしたり対象物に寄ったりする必要があります。お金をかけてコンテンツを作成するのであればプロに頼むことになるでしょうが、組織内で手軽に撮影するのであればこのような機材を用意しておくと出来上がるコンテンツのクオリティの差は歴然です。手ブレがほとんど気にならなくなります。しかもこのような動画をさほど労力もコストもかけずに撮影できるのもポイントで、担当者が思いついたらすぐに撮影してコンテンツ化できるという点でも良いですね。

現場でのノウハウをコンテンツ化してアーカイブし、それを配信するという運用を行なっている組織には、OSMO POCKETやOSMO MOBILEはおすすめです。ぜひ一台入手してみてください。

 

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